アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

マンションの寿命と私の寿命

今の私は、マンション住まいです。
自分が健康な間は、今のマンションに住み続けたいと思っています。
そうすると、マンションの寿命と私の寿命とどちらが長いのか、気になり、マンションの寿命を調べたことがあります。



マンションの寿命
そもそも、マンション(鉄筋コンクリートの建物)の寿命は何年でしょうか?
税法上の耐用年数は47年です。
これはあくまでも税法上の評価ですので、実際の耐用年数とは異なります。
国土交通省が調査したところによると、平均寿命は68年だったそうです。
つまり、平均すると築68年で、建て替えあるいは取り壊しとなったとのことです。
ただし、鉄筋コンクリート造の建物の寿命は120年、延命措置を行えば150年という発表もしています。
つまり、建築時に手抜き・欠陥がなく、建築後もメンテナンスを適切に行っていれば、100年以上、住むことが可能となります。



建替えの理由
一方で築50年以上した古い集合住宅(団地、アパートを含む)は、建替えられていくイメージがありますが、建て替えの主な理由が建物の寿命以外にも幾つかあります。


<耐震基準の問題>
旧耐震基準では、地震の際に建物が大きく損傷する可能性があります。
耐震補強工事を行うにしても高額な費用を要するため、それなら建て替えてしまおう、ということがあるそうです。


<住環境の問題>
当時建てられた集合住宅を今の基準で考えると、住環境として問題があることがあります。
例えば、
5階建てだが、エレベータが無い
洗濯機置き場がベランダにある
防音、断熱が不十分
天井が低い
など。
そうすると、資産価値が下がり、住民の満足度も下がりますので、建て替えることで、一新しようということです。



うちのマンションの場合
うちのマンションの場合ですが、築12年余りであり、平均寿命68年まで55年以上あります。
私が日本有数の長寿でない限りは、マンションの寿命のほうが、私の寿命よりも長くなりそうです。


ただ、うちのマンションよりも古いマンションが日本中に多く存在し、住民の合意形成が出来ないマンションの建て替え問題が各地域で多発する時代が来る予感がします。
この建て替え問題は、私も関心がありますので、動向を注視していくつもりです。


マンションの老いるショック! データから学ぶ管理組合運営
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日本橋出版