アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイアして何する?

FIREにしても、アーリーリタイアにしても、定年リタイアにしても、リタイア後に何をするか、毎日をどう過ごすか、前もって、考えておいたほうがいい、計画・準備しておいたほうがいい、という意見があります。


そういう意見では、地域活動に参加する、ボランティア活動に参加する、習い事を始める、健康増進のためスポーツクラブに通う、各地を旅行する、趣味に没頭する、家族との時間を大切にする などが例示あるいは奨励されています。


それらの意見を全否定するつもりはありませんが、リタイアするということは、かなり前に学校は卒業し、社会人としても経験年数もそれなりにある人たちです。


例えば、配偶者や両親に「リタイアしたら何したらいい?」と聞かれたら、「そんなこと自分で考えなさい。」と思う人も多いでしょう。
そもそも、そんなことを家族に聞く人間は、どれくらいいるのか、分かりませんが、もし、聞かれたら、「いい大人なんだから、そんなこと自分で考えなさい。」となります。



1人の時間を大切にしたい人に、地域活動への参加、ボランティアへの参加を勧めるのは大きなお世話と思いますし、健康やスポーツに関心が無い人にスポーツクラブを勧めても、長続きはしません。
家族との時間を大切にする、なんて、リタイアするずっと前にアドバイスしてあげたほうがいい、と感じます。
子供じゃないんだから、習い事、旅行、趣味も人に指示されてする年齢ではないはずです。


「リタイアしたら何したらいい?」という問いに対しては
「いい大人なんだから、そんなこと自分で考えなさい。」がまともな答えです。



ただ、いろんな人の話が聞きたい、いろんな意見が聞きたい、という人には、リタイア後の過ごし方を啓発する書籍、記事を読んだり、セミナーに参加したりして、自分に合うものがあれば、取り入れる、のでよろしいのではないでしょうか?
こういう時間の過ごし方をしなければならない、こういう活動に参加しなければならない、という義務や強制ではありません。
自らの判断で、自分に合うものがあれば、取り入れるものです。
人の話は、多くいる人のうちの一つの意見、考えに過ぎません。
自分の価値観、考えで行きましょう。



穏やかなリタイア生活には、生活に困窮しない程度の「資金」、介護なしに日常生活が送れる程度の「健康」が必要となります。


さらに「生きがい」とか、「幸せをもたらすもの」とか、があれば、実りある豊かな生活を過ごすことが出来ます。
でも、それは、人から習うものではなく、自分で見つけたり、はぐくんだりするものです。





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朝日新聞出版