アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイアは後ろめたいか?

FIREとか、アーリーリタイアすると後ろめたいのでは?という意見もあります。
私もアーリーリタイアして、間もない頃は、そう感じることもありましたが、その後、考えが変わりました。



納税していないから後ろめたい?
たしかに、給与収入が無いので、給与所得に課税される所得税、住民税は発生しません。
しかし、固定資産税、都市計画税、自動車税、重量税、ガソリン税、消費税、酒税、運用収益に課税される所得税、住民税など、私は今も十分過ぎるほど納税しています。
たとえ、お酒を飲まず賃貸住まいで自動車を保有しておらず、投資もしていない人でも、物品・サービスを購入する際には、消費税は払っています。



社会貢献していないから後ろめたい?
そもそも、社会貢献を第一の目的として会社員になる人は、ほとんどいません。第一の目的は労働の対価として、給与を得ることです。
さらに会社も社会貢献を第一の目的として設立されるものではありません。第一の目的は利益を獲得して、株主に配当することです。


それでも、社会活動自体が社会貢献につながる、と反論する人もいます。
それならば、消費活動も社会活動の一つです。
例えば、物品・サービスを購入して、その対価を払えば、それが製造・販売に関わった会社の利益の一部になり、そこで働く会社員の給与の一部になります。
会社員として働いていなくても、生きている限り、消費活動をすることによって、社会活動に参加しています。
そして、誰かの給与の一部を負担しています。



無職であるから後ろめたい?
無職であること自体が後ろめたい、という人もいます。
世間体を気にしているのであれば、世間はあなたが思うほど、あなたに注目していません。
もし、それが世間体を気にしているのではない、自分自身の考え方が後ろめたさを感じさせる、というのであれば、自分の意思で働けばいいでしょう。
職種・給与・待遇を選ばなければ、何歳になっても仕事はあります。



会社勤めの人の中には、FIRE、アーリーリタイアは「納税の義務を果たしていない、社会に貢献していない」と言う人もいますが、会社勤めの自分を正当化するために定年リタイア後の自分自身を批判しているだけであり、何の価値も生みません。


自分自身を正当化するために人のライフスタイルを批判をする時間があるのであれば、ボランティア活動をするなり、困った人に寄付をするなり、自ら、積極的に社会貢献活動に時間と私財を使われたほうが、多くの人に感謝されます。


会社員は何れはリタイアします。
私はリタイアしても納税の義務は果たしていますし、消費活動を通して社会活動に参加しています。
もし、この考えには賛同出来ないという人は、自身の信条に従って、定年退職以降も一生働けば、よろしいのではないでしょうか?
実際に自営業の人で、生涯現役の人はたくさんいますので、特別なことではありません。


でも、人のライフスタイルを批判する人ほど、自分が定年後にリタイアしたら、それを正当化する。
そういう人の批判は、信条でもなんでもなく、ただ自身の正当化が目的だから、話も聞かないほうがいい。





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