アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

人口減少の日本 100年後には3分の1

政府系のある調査によると日本の人口は減少を続けて、100年後には現在の3分の1になる可能性が高いとなっています。


ただ、100年先のことは、誰にも分かりません。
同じ報告書の中で、別のシナリオとして、出生率が回復した場合、人口減少が収束して1億人程度で安定という記述もあります。



100年後は、私は、もう、この世にいませんが、現在の3分の1にまで人口が減少したら、鉄道、道路、電気、ガス、水道のインフラの維持出来る地域がかなり限定されます。
三大都市圏(首都圏、中京圏、関西圏)と地域を代表する一部の政令指定都市(札幌、仙台、広島、福岡など)はまだしも、それ以外の大部分の地域はインフラの維持すらおぼつかない状況になると思います。


一部の人たちは、そういった未来を想定して、コンパクトシティ(生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市)を提唱していますが、都市計画は、利害関係者が多く、簡単に意見がまとまるものではありません。


コンパクトシティ構想は、地方切り捨てと受け取る人もおり、国会議員、地方議員、首長は、地方再生を旗印にした選挙戦を行ったほうが票が集まりやすい傾向もあります。


日本の人口が100年後には現在の3分の1になるのか、1億人程度で下げ止まるのか、誰にもわかりませんが、人口が減少すれば、今と同じインフラを維持するのは無理、というのは明らかなので、少しづつコンパクトシティを求めていく動きになるのでしょう。


ただ、100年先のことを見据えて、と言っても、今、生きている人たちは、ほとんどいなくなっているので、議論もなかなか、進まないでしょうね。