アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

60歳以上の不労所得

先日、60歳以上の不労所得に関する記事を読みました。


まずは、今さらながらですが、不労所得の定義です。

働かないで得る所得。利子・配当金・家賃・地代など。

出所:デジタル大辞泉(小学館)


不労所得に該当するのは、たとえば株の配当や預貯金の利息、土地や住宅の賃貸料といった「財産所得」と呼ばれるものです。

私は、不動産収入はありませんが、利子・配当金のような運用収益はあります。
誤解されやすいのですが、YouTuberやブロガーの収入は労働形態、事業形態の一つであり、不労所得には分類されません。



それでは、実際に不労所得がある60歳以上の人は、どれくらいいるのでしょうか。

60歳以上で不労所得を得る方の実態をつかむには、内閣府の「令和元年(2019)度高齢者の経済生活に関する調査結果」が参考になります。

(中略)

仕事による収入・・・41.0%

公的年金、恩給・・・87.3%

公的年金、恩給以外の社会保障給付金(生活保護等)・・・1.1%

企業年金、個人年金等・・・16.5%

財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)・・・8.4%

子などからの仕送り・援助・・・2.2%

利子や配当金、家賃といった「財産からの収入」、つまり不労所得があるのは、8.4%。回答者全体の1割未満となりました。

不労所得があるのは、8.4%、1割未満となっており、意外と少ない、というのが私の印象です。
しかし、今の20代、30代、40代の現役世代の人がリタイアする頃には、この比率は高くなってくでしょう。
理由は
・老後の貧困問題、将来の公的年金の実質目減りがたびたび報道されており、結果として自助努力が啓蒙されている。
・NISAを含む証券口座数が増加しており、資産運用が一般的になりつつある。
などが背景にあります。


私は、会社員をリタイアしたときに資産運用もリタイアしようかと考えたことがありましたが、今はその考えをあらためて生涯資産運用を続けるつもりです。
といっても、株を売買することはまれで、債券の償還時に再投資する程度ののんびりととした資産運用です。
それでも、多少の運用益が生活費の足しになれば十分です。