アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

「FIREを実現したいと思う」は3割

先日、「FIREを実現したいと思う」は3割、という記事を見ました。

仕事を早期退職し、毎年の生活費を賄えるような貯蓄と節約を意識しながら、資産運用により経済的自立を目指す「FIRE」。そんなFIREについて全国の20~59歳の男女800人に聞いたところ、「FIREを実現したいと思う」と回答した人は3割程度でした。また、「FIREを実現したいと思う」と回答した人のうち、7割近い人は「FIREを実現する目処が立っていない」と回答したそうです。

これを3割もいると感じるか、3割しかいないと感じるか、微妙な数字です。


質問を変えて、ジャンボ宝くじで1等5億円当たったら、今の仕事を辞めますか、という質問を40代、50代にしたら、もっと多くの人が辞めると回答する気がします。
(区切りのいいところまでは仕事を続けるけど、前倒しでリタイアする人も入れれば、かなり高い比率になるでしょう。)


会社員の生涯年収が2億数千万円と言われていますので、5億円は生涯年収の2倍を一気に手に入れることになります。
しかも、宝くじは課税されず、当選金額がそのまま手取り金額になります。
(一方で、競馬、競輪、競艇の払戻金は課税対象になります。)
そのため、金銭のために働くということはなくなりますし、40代、50代になれば多くの人がいつまで働くべきか、一度や二度は考えたことがある世代です。
今の仕事に充実感を感じているのであれば仕事を続ける選択をするでしょうが、お金のために働くということから解き放たれたいと考える人も多いことでしょう。


記事にも、幾らあればFIREしますか、という質問もありました。

「FIREを実現したいと思う」と回答した人に「どのくらい金融資産が確保できたらFIREしますか」と聞いたところ、「5000万円超1億円以下」(28.9%)が最も多く、次いで、「1000万円超3000万円以下」(21.1%)、「3000万円超5000万円以下」(16.7%)と続く結果になりました。

また、「FIREを実現するために具体的に実行していること」については、「投資」(64.2%)、「貯蓄」(36.2%)、「副業」(16.2%)と続いた一方で、「特になし」と回答した人も38.0%いたそうです。

「FIREを実現したいと思う」とする人たちなので、目標としている金融資産の金額とも受けとれます。


ただ、FIREに幾らあれば十分かというのは、かなりの個人差があります。
公的年金受給予定額や公的年金受給開始までの年数、家族構成、持ち家 or 賃貸、自動車の所有などで、大幅に必要な金額が異なってきます。
そのため、他人の回答やその平均値に意味はありません。
とはいえども、「1000万円超3000万円以下」(21.1%)という回答は、個人的には少なすぎると感じます。
現在の年齢が50代後半で60歳から企業年金、個人年金で暮らしていけるので、数年分の生活費+αで十分、という人であれば乗り切れるのでしょうが、目標を上方修正したほうがいいのではないか、と思ってしまいます。


でも、人それぞれなので、自分の人生は、自分で決めて自由にやって下さい。