定年退職金で資産運用すべきか？というテーマがあります。

もし、現役時代から投資を長年していたのであれば、今までの自分の投資のスタイルがあるわけだから、大きな金額が入金しても、自分の投資のスタイルで運用するのでしょう。
定年退職する年齢であれば、投資のスタイルも決まっていて、人が言ってもスタイルは変わらないでしょうし。

迷うのは、投資経験の無い定年前後の会社員が退職金の運用をどうするかでしょう。
個人的な意見ですが、
住宅ローンが残っていれば返済、必要ならば住宅の修繕を先にすべきでしょう。
（それ以外でもローンがあれば返済、必要な大きな出費分は確保。）
それでも余ったら、自分の知っている商品（定期預金とか）だけでいいんじゃないでしょうか。
定期預金では利息がほとんどつかない、という意見もあるでしょうが、いいじゃないですか。
65歳定年退職であれば、そこそこの厚生年金はすぐに受給開始出来るし、多少の余裕資金があればすぐに介護が必要になってもお金を準備できるし。
それに、例えば、いきなり1000万円程度の株式投資信託を購入すると、1日で値動きが20万円、30万円することもあるので、耐性がないと、一喜一憂してしまい、落ち着いたリタイア生活を送れないと思いますよ。

経験のある人は自分のスタイルで投資する、経験のない人も自分のスタイルでいく、つまり投資しない、というのが良いように思います。

どうしても、定年を機会に投資を始めたいと思うのであれば、その金額は半額になっても生活費に問題無いという金額の範囲内で、勉強しながらやるのでいいんじゃないでしょうか。