私は、他人にFIREを勧めるつもりはありません。

何歳まで仕事をするのか、というのは、その人の人生にとって、非常に重要なテーマであり、自分自身で決断すべきことです。
そのためにいろんな人の話を聞いた上で判断するのは構わないでしょうが、他人に勧められたことを鵜呑みにするものでもありません。

しかし、一方である程度の資産がないと、何歳まで仕事を続けるのかという選択肢は自分にはなく、何歳になっても生活費のために仕事を続けることになります。
実際に60歳台の就業率は年々高くなっており、50％を超えています。

生涯現役で働きたいという人は別ですが、そうでなければリタイア資金を考慮した行動が必要になります。
会社員であれば、いずれは退職することになります。
特に40代後半、50代になると、役職定年、定年再雇用も視野に入ってくるし、早期退職募集の対象年齢にもなるでしょう。

そのくらいの年齢の人は、何歳まで仕事をするのか、期日を設定して、それに向けて準備（リタイア資金、生活費のコントロール、余暇の過ごし方などの検討）をすべき、とは言えます。