アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア資金は物価上昇を考慮して計算すべきか

私がリタイアした頃は、物価は30年ほどの間、ほぼ横ばいだったので、日本が物価上昇していくのか懐疑的でもありました。


しかし、日本が不景気でも、海外の物価が上がり、さらに円安も加わって、ここ数年は、日本でも物価上昇が続いています。


リタイアしてからの人生も長く、仮に65歳でリタイアしたとしても、平均余命は男性で約20年、女性で約25年あります。
継続的に物価上昇するのならば、物価上昇も考慮してリタイア資金がどれくらい必要か、計算すべき、という意見も信ぴょう性が増してきます。


しかし、これが簡単でもないんです。
物価上昇が継続すると、物価以外のもの上がっていきます。
1つは、公的年金です。
マクロ経済スライドなので、物価よりも上昇率が低いのですが、それでも上昇します。
また、社会保険料も値上がりするでしょうが、いつ、どれくらい値上がりするか予見することが困難です。


つまり、物価上昇を加味した計算を細かくしようとすると、多くの仮定が入り込んできてしまい、その仮定が正しいのかという別のことが論点になってしまいます。


私の場合は、相変わらず、物価上昇を加味せずに、リタイア資金がどれくらい持つか、計算しています。


その代わりに
・毎月、金融資産を確認すること (つまり、過去の支出に関する物価上昇は反映させる)
・毎年、支出予定を見直すこと (つまり、将来の支出も毎年見直す)
・資産運用は物価上昇率を目標にすること (つまり、運用益で将来の物価上昇を相殺する)
とすることにしています。


今のところは、これくらいで十分です。