先日、1泊30万円で本州と淡路島を結ぶつり橋「明石海峡大橋」に泊まるツアーの記事を見かけました。

日程は2月14～15日と、16～17日。

1日目は橋の管理用通路からサンセットを眺めて、その後は食事などを楽しんで、入浴をして。

2日目はサンライズを見て、朝食を済ませて、貸し切りの漁船に乗って、大橋を下から眺めて、地元の商店街で食べ歩きをして、セリ市を見て……。

あれもこれもと“てんこ盛り”といった印象があるが、メインイベントはもちろん橋に泊まることだ。

橋の内部に展望施設「舞子海上プロムナード」があるので、その8階にテントを張って、あとは「どうぞごゆっくり」といった流れである。

下は明石海峡が広がっていて、上は高速道路。

クルマの振動や音がどうしても伝わってくるので、テントの下には振動を抑えるマットを敷くそうだ。

　前置きがやや長くなってしまったが、このツアーの名前は「究極の橋ツアー」（企画：兵庫県園芸・公園協会と本州四国連絡高速道路）。

1泊2日で、価格は1人29万7000円。

SNSの反応を見ると、賛否両論といった感じである。

ツアーの定員は計50人に対して、申し込みは4人だけだったそうです。
（申し込みはすでに締め切り）

外国人観光客向けに積極的に売り込んだようですが、さすがに外国人も食いつきませんでした。
普通に考えれば、30万円出して、屋内テントに泊まらないでしょう。
最近の外国人観光客向けの価格設定を見ると、読み間違いかな、と思うような価格も出てきました。
記事としては、面白いけど、とても、参加する気にはなりません。

ただ、価格設定をぐっと下げて、夏休みの親子連れ向けの企画にすれば、それなりの申し込みがあるんじゃないでしょうか。