アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

有事の金は健在だが投資しません

金相場の高値更新のニュースが続いています。
昔から、政情不安定な国、自国通貨が不安定な国では、余裕資金があれば金(ゴールド)を買って備えたと言いますし、戦争・紛争、経済不安のときには価値が安定している金(ゴールド)を買う動きがありました。
その動きは今でも健在なようです。


調べてみたら、過去20年(2020年あたりが底値)で7倍、8倍の値上がりをしており、2022年に入ってからは右肩上がりを続けています。
こういう過去のチャートの上昇曲線を知ると、まだまだ上がると考えて、十分に過熱気味の相場で手を出してしまう人もいます。


私も一瞬、自分も買っておけば良かったかなと思いが頭をよぎりますが、私は金(ゴールド)は買いません。
理由は、新たな価値を生まないものには投資はしない、と決めているからです。
ここで言う新たな価値とは、株であれば配当(あるいは会社の利益)、債券であれば利息を指します。
金(ゴールド)は新たな価値、新たな利益を生まないので、配当も利息もありません。
そのため、私の投資の対象外です。


私の場合は、今後も金(ゴールド)を含む貴金属に投資をすることはないでしょう。
金(ゴールド)で儲けたという話も聞くことはありますので、判断がぶれそうなことはあるのですが、そのような場合には自分で決めた投資のルールを見つめて、気持ちを落ち着かせています。


そうは言っても、ここまで価格上昇を続けていると安い時に仕入れた人は儲けただろうなと思う気持ちはあります。
しかし、一方で今の私は、これ以上働いて稼いでどうする、と同様にこれ以上儲けてどうするという気持ちもあります。
そのため、妬みのような気持ちはありません。



金(ゴールド)で儲けた人は、税金に気を付けて下さい。
売買益は譲渡所得となり、総合課税の対象となります。
儲けが大きいほど税金も高くなります。
株や債券のような申告分離課税や損益通算、損失繰越は使えません。
だから、儲けが大きいとがっつりと税金を納めることになります。