投資で1億円以上の資産を築いた人を億り人と呼びますが、億り人は贅沢出来るのでしょうか？

もし、専業投資家であれば、答えはNOです。

会社員の生涯年収の獲得額は2億数千万円から3億円がボリュームゾーンとされています。
普通の会社員はけっこう稼いでいます。
1億円ではその半分にもなりません。

そのため、専業投資家であれば、億り人では足りず、さらに稼ぐ必要があります。
仮に４％ルールで年間400万円の収益が獲得出来たとしても、税抜きで320万円となり、家族も家もクルマも持てず、独りでつつましく暮らすことになります。

資産が1億円というと、非常に大きな金額に感じますが、一般の人の生涯の支出はもっと大きいんですよね。

これが会社員で50歳で1億円＋持ち家あれば、リタイアしても比較的ゆとりのある生活が過ごせます。
しかし、それでも公的年金受給開始まで15年ありますので、年間500万円支出すると7500万円の生活費となります。
資産運用益を無視すると65歳のときには2500万円しか手元にありません。

普通の人でも、けっこう、お金を使うんですよね。