アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

定年退職金での資産運用

1つの職場に長年勤めた場合、定年時の退職金はそれなりの金額になります。
そうすると、その退職金の資産運用はどうするべきか、という記事をときどき見かけます。


現役時代から長年、資産運用をやっている人は、迷うことはそれほどないんだろう、と思います。
資産運用の経験が長ければ、自分の資産運用のスタイルがある程度、定まっており、そのスタイルに沿って資産運用するだけでしょう。


しかし、資産運用の経験がない人が大金を手にしたときに迷いが生じます。
経験がないと人のアドバイスが欲しくなり、金融機関に相談すると手数料の高い金融商品を買う羽目になります。
あるいは、1つの金融商品に全額投入してしまうと大きな損失を生むこともあります。


そんな結果になるくらいだったら、無理に資産運用をしないほうが良いんじゃないかな、と感じます。
現預金で保有するとインフレ時には実質的に資産は目減りしますが、資産運用するとそれ以上に手数料を取られたり、損失を出す可能性もあります。
リスクとリターンは強い相関関係にあり、リスクが許容出来なかったり、リスクが分からないのであれば、資産運用はやらないほうがマシ、ということになります。


しかし、定年退職金でどうしても資産運用デビューしたいというのであれば、積立NISAでコツコツとやることから始めるくらいでちょうどいいでしょう。
現行制度は年に40万円しか積み立てできませんが、2024年の新制度からは年に120万円まで積み立てできます。
そうして、自分なりの資産運用のスタイルが定まってきたら、好きにしたら良いでしょう。