アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

インフレで現金はどれくらい目減りする

総務省は9月22日、2023年8月の消費者物価指数を発表しました。
前年同月より3.1%上昇、23ヵ月連続の上昇です。


ここしばらくの間は物価上昇傾向にあります。
インフレだと現金は目減りすると言いますが、どれくらい目減りするのでしょうか。


複利計算するときの72の法則というのがあります。

金融商品に投資する際に、金利の複利効果により元本を2倍にする場合の投資期間を概算で求めるための法則のこと。 

例えば、元本100万円を年利0.01%で運用した場合、倍の200万円にするのに約7200年(=72÷0.01)の投資期間がかかる。

 一方、年利3%で運用した場合には約24年(=72÷3)ですむ。


この72の法則が物価上昇にも利用出来ます。
今の物価の2倍になる期間を求めることが出来ます。
物価上昇率が2%だと約36年(=72÷2)
物価上昇率が3%だと約24年(=72÷3)
となります。


物価が2倍ということは、現金が実質的に半分に目減りしたことになります。
(同じ金額では半分の量しか買えないということ)


最近は、おおよそですが、物価上昇率が年に2~3%程度で推移しています。
今のペースで物価上昇が続けば、約24年から約36年かけて、現金が半分に目減りすることになります。


約24年から約36年かけて、半分に目減りと言われても、私もピンと来ません。
理由は、その頃には私は平均寿命を超えつつあり、もう、この世にはいないかも、という年齢だからです。
仮にまだピンピンしていても、経済的には何とか乗り切れるかな、という見込みです。
株高による含み益、金利高による利息収入増、マクロ経済スライドによる年金収入増などを考慮すれば、という話なのですが、計算が煩雑な割には予定通りになるとも限らないので、具体的に試算はしていません。
ただの直感です。