リタイアメントプランのレビューとアップデイト
レビューとアップデイト
リタイアメントプランは作成したら、定期的(月次 or 年次)にレビューとアップデイトをしましょう。
リタイアは数年以上先という人、リタイアして数年以上経過という人は、年次でのレビューとアップデイトで十分でしょう。
月次でレビューとアップデイトが必要となる人は以下の何れかのパターンに該当する人です。
・リタイアまで数か月と迫っており、計画の精度を高める必要がある人
・リタイアした直後で計画通りに収支が推移しているか、確認する必要がある人
アップデイトする項目は、以下の3つです。
金融資産残高
誰でも金融資産残高は変動します。
収入予定
特に転職、役職定年、退職再雇用などで収入予定が大幅に変更となった場合。
支出予定
特に住宅ローン繰り上げ弁済、進学先決定による教育資金の見直しなどで支出予定が大幅に変更となった場合。
ちなみに、私は、リタイアして数年以上経過していますが、月次で金融資産残高をアップデイトしています。
月次でやっている理由は幾つかあります。
・作業は数分程度で簡単ある(負担にはならない)
・家計簿をつけていないので、銀行残高の増減幅で各月の支出の総額を把握している
・アーリーリタイア当初は計画通りに推移するか、検証していたことが今でも習慣となっている
リタイア後もレビューとアップデイトを
支出>収入となるアーリーリタイア後の数十年を過ごすためには、リタイアメントプランは、非常に有効な道しるべとなります。
将来(例えば70歳、80歳になる頃)もリタイアメントプランを改定して、90歳、100歳まで長生きした場合のリタイアメントプランを作成することで、長寿になっても必要な軌道修正を繰り返しながら、資金を絶やすことなく、生活を過ごしましょう。
最後に
繰り返します。
リタイアメントプランは作成したら、定期的(月次 or 年次)にレビューとアップデイトをしましょう。
リタイアメントプランを継続的にアップデイトしていけば、たとえ計画外の事柄が起こっても計画との差額を把握することが出来るため、必要な軌道修正が明らかとなります。
例えば、計画外の出費があったとしても、予備費で賄える範囲か、あるいは予備費を超える金額であればいくら支出を削減すれば当初の計画に戻れるか、ということが把握出来ます。
そうすれば、当初の計画に戻るための行動を立案して、実行することで軌道修正が可能となります。