アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

「金持ち父さん貧乏父さん」の話

『金持ち父さん貧乏父さん』
『金持ち父さん貧乏父さん』は米国では1997年に、日本では2000年に発売された、「金持ち父さんシリーズ」の一番はじめの作品です。


たまたま、久しぶりに何かの記事で名前を見ました。
日本で発売された当時には、かなり話題になり、本も売れていました。
私も読んだ記憶があります。
ただ、随分と前のことですので、どんな話か、記憶があいまいな部分が多く、内容を確認したい気分になりました。


インターネットで『金持ち父さん貧乏父さん』を検索してみたところ、元オリエンタルラジオの中田敦彦のYou Tube大学というというチャンネルで、紹介していることがわかり、視聴してみました。



概要と感想
概要は、以下の通りです。
・資産はプラスのキャッシュフローを生む、負債はマイナスのキャッシュフローを生む
・従業員、専門家、経営者、投資家の4種類の職業があり、従業員、専門家では絶対にお金持ちになれない
・貧乏人の支出は消費、お金持ちの支出は投資
・投資とは勤労所得以外の所得を得るためのもの
・会社を設立して、経営者になって、プラスのキャッシュフローを生んでお金持ちになろう。


上記のことが、テンポよく、説明されています。
中田のあっちゃんは、話し方に独特のリズム感があり、多くの視聴者に説明が理解出来るように平易な言葉でわかりやすく説明していきます。
さすが、しゃべりのプロという印象を受けました。


昔、本で読んだとき、最も記憶に残っていたのは
・資産はプラスのキャッシュフローを生む、負債はマイナスのキャッシュフローを生む
という部分です。
(会計上の定義とは異なります。)
それでも、そんな考え方があるのか、という程度で、それ以上のものではありませんでした。
つまり、当時の私は、特に感銘を受けた訳でもありません。
おそらく、自分自身が不労所得でお金持ちになるということには、現実味を感じなかったのでしょう。


今回、あらためて、『金持ち父さん貧乏父さん』の内容を確認してみたところ、「上手く話をまとめているなぁ。ただ、経営者になって、プラスのキャッシュフローを生み続けるのは簡単ではない。」と思いました。


この『金持ち父さん貧乏父さん』のお話ですが、不労所得でお金持ちになりたいと強く思う人には興味を掻き立てられるかもしれませんが、そうでもない人には、そんな考え方もあるんだ、という程度ではないでしょうか。


今の私は、後者の一人(お金はあったほうがいいが、必要以上のお金はなくてもいい)ですので、そんな考え方もあるんだ、というのが感想です。


昔の私と今の私では、投資の経験、投資に対する考え、就業の有無が全く違うのに、感想がそんな考え方があるのか、という程度で、ほとんど同じというのは、不思議な気もします。



「会社員のままでは、出世しても大して金持ちになれない」
以前に何かで「会社員のままでは、出世しても大して金持ちになれない」という一文を読んだ記憶があります。
しかし、いつ、どこで、何を読んで、その一文に出会ったのか、全く思い出せず、悶々とした気分でしたが、それは『金持ち父さん貧乏父さん』の
・従業員、専門家では絶対にお金持ちになれない
というところだったのかもしれません。


この点に関しては、ごくまれに例外はあるものの、強く、同意します。


金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん
筑摩書房



【金持ち父さん①】お金持ちになる手順