リタイア後の長い生活と資金計画
私は50歳でアーリーリタイアしました。
そのときに資金の収支の計画を85歳までの35年間分を作成しました。
自分が実際に何歳まで生きるのか、わかりませんが、しかし、35年間って、長いですよね。
今までの自分の人生の中で、35年間の計画を立てたことはありません。
35年もあれば、
生まれた赤ちゃんが35年後には社会人として働き盛りになり、
22歳で社会人になった青年が35年後にはリタイア後の生活を考える頃になります。
株価も、為替も、物価も、35年先のことを予見することは困難ですし、35年の間に税制や社会保険制度も変わっていくでしょう。
健康面でも、予期せぬケガ、病気、手術や高齢に伴う介護を受けるかもしれません。
長期の計画というのは、たとえ、綿密に計算された計画であっても、計画通りに行くとは限りません。
期間が長ければ、長いほど、不確定要素が増えて、また、変動要素も変動の度合いが大きくなります。
そのため、資金の収支の計画も定期的に見直して、軌道修正する必要があります。
私の場合は、簡単にですが、定期的に
金融資産残高の確認を月に1回
支出予定の見積もりを年に1回
行っています。
どちらも時間にすると5分、10分程度であり、大した手間ではありません。
金融資産残高の確認は、インターネットで銀行、証券の残高を確認するだけですし、
支出予定の見積もりは、前年度の支出予定を見直すだけです。
定期的にこれらの作業を行うことで、資金の収支の計画の精度が保つことが出来ており、また、精度の高い計画を維持していることが精神的な安定につながります。
- リタイアの心理学 定年の後をしあわせに生きる
- 日経ナショナルジオグラフィック社
- 本