アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア資金も「よそはよそ、うちはうち」

昔は、「〇〇ちゃんが新しいおもちゃを買ってもらったから、自分も買って欲しい」とか、「〇〇ちゃんが遊園地に連れて行ってもらったから、自分も連れて行って欲しい欲しい」とか、子供がわがままを言うと、親は「よそははよそ、うちはうち」と言って切り返したものです。


リタイア資金も、「よそはよそ、うちはうち」と私は考えています。


住居(持ち家 or 賃貸)、配偶者の有無、両親の介護の有無、自動車の有無、趣味の費用、旅行の費用など人によって異なるため、生活費も異なります。


収入面を見ても、公的年金の受給額、私的年金(企業年金、個人年金、iDeco)の受給額、資産運用益、不動産賃貸収入、副業収入など人によって異なるため、可処分所得も異なります。


たとえ、リタイア資金が同じ金額でも、生活費も異なり、収入も異なれば、リタイア資金の寿命も大きく異なります。


リタイア資金も、「よそはよそ、うちはうち」なので、リタイアを見据える年齢になったら、リタイア後の資金収支を計画して、必要なリタイア資金を計算すべきです。


必要なリタイア資金を把握していないということは、何歳まで働くべきか、という問いに対して、資金面では裏付けのある回答が出来ない、ということです。


定年退職の年齢が、現在は65歳、今後は70歳になる可能性が指摘されています。
もし、仮に定年退職の年齢が70歳となったとしても、全員が70歳まで働くわけではなく、実質的には何歳まで働くか、自分で決める時代になる、というように私は見ています。


何歳まで働くか、決断する際には、適切な判断のためには、資金面での裏付けが不可欠です。


他人のリタイア資金を気にしたり、リタイア資金の平均値の記事を見たりしても、自分のリタイア資金は、分かりません。
「よそはよそ、うちはうち」なので、自分で計算しましょう。