アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアが実現しやすい家族構成

アーリーリタイアしている人をみて、独身だからでしょ、とコメントする人を多く見かけます。
独身がアーリーリタイアを実現しやすい家族構成だと考えている人も多いように感じますが、私の考えは違います。


資金面を見れば、もっとも、アーリーリタイアが実現しやすいのは、夫婦でフルタイム共働き世帯です。
子供がいなければ、さらに実現しやすくなりますが、子供が1人、2人いても、やはり、独身よりも夫婦でフル共働き世帯のほうが資金的には余力があります。


この夫婦でフルタイム共働き世帯の特徴は、現役時代に2馬力(収入の柱が2本)というだけでなく、老後の公的年金収入も2馬力ということです。
そのため、2人とも健在であれば、金融資産を取り崩さずに公的年金だけで生活している老夫妻も多いです。


そのため、夫婦でフル共働き世帯で、アーリーリタイアへの最大の難関は資金面ではありません。
価値観が一致するか、どうか、です。


・給与収入がなくなることを良しとするか
・会社を辞めて、社会的地位が無くなることを良しとするか
・周囲より、若くしてリタイアすることを良しとするか
・多く稼いで、たくさん消費する生活から抜け出すことを良しとするか


こういうところで、価値観が一致しないと、アーリーリタイアに踏み切ることは出来ません。



一方の独身者ですが、資金面では夫婦フルタイム共働き世帯で不利な側面はありますが、独身者は個人の価値観、判断で、結論を出すことが出来ます。


・リタイアするタイミグ
・リタイア資金の金額
・生活費
・毎日の過ごし方


個人の価値観、判断で、結論を出すことが出来るので、結果としては、アーリーリタイアする人の比率が高いように感じます。
(リタイア年齢と家族構成の統計は見たことがありません。私の仮説があっているか、検証したい気がします。)



最後に、配偶者が専業主婦(主夫)で子だくさんの人になりますが、資金面でも、家族の合意という面でも、最もアーリーリタイアへのハードルが高いと言えます。


しかし、本人の選択の結果、現在の家族構成があるのですから、他人を羨ましいとするものではありません。


リタイアする年齢は、人と比較して、良し悪しを評価するものではありません。
最適なタイミングは自分と同居親族とで決めればいい話です。



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