アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと家族構成

アーリーリタイアと家族構成がテーマの記事、ブログを何度か閲覧したことがあります。
「独身だからアーリーリタイア出来るんだ」、「家族がいると難しい」という論調が多いのですが、はたして本当にそうなんでしょうか。


共働き世帯
リタイア資金の確保という面から見れば、DINKS(共働き、子供なし)が最も短期間にリタイア資金を確保することが可能です。
共働き世帯で子供有でも、二人ともフルタイムで働く正社員で人並の所得があれば、多くの場合、単身者よりもリタイア資金を確保することが可能なはずです。公的年金もダブルインカムです。


しかも、配偶者との関係が良好で、共通の趣味でもあれば、リタイア後に多くの時間・体験を共有することも可能です。


共働き世帯が年々増加し、女性の社会進出と男女雇用機会均等が進み、女性も男性と同レベルに所得があり、子供が居ても1人、2人という世帯が主流となっていきます。
そうすれば、今後は、共働き夫婦が子育てを終え、リタイア資金を確保出来たら、アーリーリタイアをする、というライフスタイルが主流になる気すら、します。
現在の60代、70代の世代と20代、30代、40代の世代では、共働きの比率、男女の所得格差が明らかに異なるので、ライフスタイルが変化するのは必然です。


決して、全ての若い世代がアーリーリタイアをする訳ではありません。リタイア資金の確保が出来た世帯がアーリーリタイアの選択権を持ち、自らの責任と判断で決断する話です。


70歳定年制への移行も考慮すれば、健康で身体が自由に動かせて介護が不要な間に旅行、趣味など自分の時間を自分のために使う期間を持ちたいと考えるのは、自然な発想です。


単身者
ただ、共働き世帯は、アーリーリタイアに配偶者の合意が必要という点が単身者とは異なります。
合意の必要の有無という点では、単身者のほうが縛りがない、と言えます。


単身者は、個人の考え、判断でアーリーリタイアの結論が出せます。社会的な地位・収入と賃金労働から解放された自由な時間の何れかを選択するか、個人の裁量です。


リタイア資金の金額や生活費も個人の考え、判断で結論が出せます。生活費を極端に抑えることも個人の判断で可能ですし、資金があれば旅行、趣味にお金と時間を投入することも個人の判断で可能です。


しかし、外出しない日は誰とも一言も会話がないこともあります。
また、家事を分担することはなく、一人で全てを担当します。


配偶者が専業主婦(主夫)で子供がいる世帯
配偶者が専業主婦(主夫)で子供がいる世帯は、どうなんだ、というツッコミが入りそうですが、そういう家庭を本人が選択した訳ですから、まず、その責任を全うして、その後リタイア資金が確保出来れば、リタイアということでしょう。
リタイア資金の確保に時間を要しますが、子や孫の成長、家族団らんの時間を楽しむことが出来ます。(関係が円満ならですが。)


婚姻と家族構成は本人の選択に大きく依存します。
本人の選択を棚上げして、人様の生活を羨むよりは、今の生活を大切にするほうがいいんだろう、と思います。