アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

キャッシュレス決済のみ利用可の施設

今シーズンより、東京ドームがキャッシュレス決済のみが利用出来ることになりました。
つまり、施設内では原則的には現金は使えません。
現金はあるがキャッシュレス決済を持ち合わせていないという人のためにSuicaとNanacoを施設内で販売しており、そこだけ現金が使えるとのことです。


現金を取り扱うと、釣銭の間違いや現金の紛失を防ぐ必要がありますし、硬貨は銀行に預け入れるときに手数料を取られる時代になりました。
現金払いを維持するコストのほうがキャッシュレス決済を取り扱うコストよりも高くなれば、運営者側としてはキャッシュレス決済のみにしたほうが採算が良くなります。
キャッシュレス決済は初期費用に加えて、数%程度の手数料を店舗側が負担しています。
現金払いを維持するためのコストは、キャッシュレス決済の手数料よりも高い、ということなのでしょう。


今後も、スポーツ観戦施設、映画・演劇鑑賞施設、遊園地など閉じられた空間の中では、キャッシュレス決済のみの施設が増えていくでしょう。


世の中の仕組みが変わっていくときには必ず反対意見が出ます。
東京ドームのキャッシュレス化も、高齢者が困るという意見があったそうですが、今どきは高齢者であっても大部分の人はクレジットカードを保有しています。
JCBの調査によると、60代以上のクレジットカードの保有率は90%以上です。
しかもSuicaとNanacoを施設内で販売しているので、混乱はほとんどないでしょう。


日常的に多くの人が利用するコンビニ、スーパー、飲食店、小売店がキャッシュレス決済のみとなるのは、まだまだ先のお話だと思いますが、実験的に一部の店舗や路線で行っても不思議ではありません。
ただ、SuicaやNanacoなどを店舗内で販売しないと現金があっても支払いが出来ない状態になり、顧客を逃すことにので、まだまだハードルが高いのではしょうね。