アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

社会保険制度は学校で教えてほうがいい

申請しないと受給出来ないので、損をする社会保険に関するニュースをときどき見聞きします。


例えば、健康保険ならば、高額療養費、傷病手当金など、公的年金ならば、老齢年金さらに加給年金、振替加算など、申請の手続きが必要になります。
申請の手続きを正確にするためには、当然ながら制度を認識して、理解している必要があります。


そういう状況に対して、不満、不平を並べる人がいたり、それに同調する人がいます。
例えば
税金は勝手に天引きするのに給付は申請しないと受給出来ない仕組みは政府が支払いを拒んでいるからだとか
わざと複雑な仕組みにして分かりづらくして、受給しづらくしているとか。
ほとんど八つ当たりというレベルです。
ちなみに
所得税、住民税のような直接税は原則は確定申告に基づきます。会社員の場合は確定申告に代わって会社が源泉徴収と年末調整を行っています。
つまり、税金の納付も納税者からの申告によって行われています。政府が勝手に天引きしている訳ではありません。
また、社会保険制度が複雑なのは、いろんなケースに応じて、給付出来るようにしているためです。そうすると制度は複雑になっていきます。受給しづらくしている訳ではありません。


八つ当たりのような不満、不平を並べる人、それに同調する人は、共通の特徴があります。
それは、自ら制度を学習しようとはしないことです。
自分が学習していないので制度を知らないことを棚に上げて、政府の陰謀、制度が複雑と責任を転嫁しているだけです。


日本は政府批判に対して、非常に寛容な国であり、野党、マスコミから一般市民まで政府批判を口にします。
その中には、言い掛かりや八つ当たりのようなものまでありますが、一般市民の場合は知識不足が来ているケースも多くあります。


健康保険、公的年金のような社会保険制度については、社会人になれば、会社員、公務員、自営業、主婦など立場に関わらず全ての人が必要な知識です。
詳細まで暗記する必要はありませんが、高校までに学校で教えたほうがいい、と私は考えています。
もう既に社会人の人は、自分で一通り学習したほうがいいですよ。
その知識は必ず役に立ちます。
一方で、言い掛かりや八つ当たりのような不満、不平を並べても何の成果にもつながりません。
時間を浪費するだけでなく、無駄にイライラとするだけです。