アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア後のポートフォリオを考える

アーリーリタイアした直後は、投資のポートフォリオを考えていた時期があります。


・現預金の比率が高すぎるとインフレになると資産が実質的に目減りする。
・株の比率が高すぎると株価が下落して長年低迷すると困る。
・賃貸用不動産物件を購入すると資産額の大部分が不動産物件となり依存度が高くなる。
・円建ての債券は利回りが低く、リターンが小さい。
などと考えていました。


リタイア後の私の場合、大きな儲けを追及するわけではなく、何があっても生活に困窮しないことを目的として投資をしています。
そのため、特定の分野、特定の銘柄の比率が高くなりすぎることなく、広く分散させています。


・株だけでなく、債券も保有
・円貨だけでなく、外貨も保有
・個別株だけでなく、インデックス投信も保有
・日本株だけでなく、外国株も保有
・不動産物件はないが、J-RIETを保有
としています。


リタイアしてから数年が経過し、もう一度、ポートフォリオを考えてみようという気持ちになりました。
ポートフォリオの例で思い出すのが公的年金を運用しているGPIFのポートフォリオです。
国内債券25%、外国債券25%、国内株式25%、外国株式25%


しかし、私の場合、各分野の比率を決めている訳ではなく、過去の投資の積み重ねが今の状態になっています。
・日本株中心に投資をしていた時期がある
・外貨債券に資金を移動した時期がある
・積み立てNISAで外国株インデックス投信を購入していた時期がある
・不動産物件は購入しないがJ-RIETを購入したことがある


以前に自分で決めた投資のルールの中にはポートフォリオの比率はありません。
自分で決めた投資のルールの中で重要なのは
・仕組債、新興国通貨、信用取引、証拠金取引、貴金属、不動産物件、仮想通貨、クラウドファンディングは保有しない
・現預金と円貨建て債券で数年間の生活費を確保
です。


そういう経緯も踏まえた結論としては、今後も比率を維持するために売買することはなく、以前に決めた投資のルールを守るということにしました。
つまり、今後も、私のポートフォリオの比率は、意図して配分されたものではなく、投資の積み重ねの結果だということになります。


私の場合ですが、今さらポートフォリオの目標比率を決めて、その目標比率に近づけるためだけに売買をすると買い時、売り時を無視した売買となり得ます。
ポートフォリオを考えるのであれば、投資額を増やしているとき、あるいは、積み立てているときに行うべきなのでしょう。
私はその時期を過ぎています。