アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア生活と人生の3つのステージ

人生を3つのステージに分けて考えることがあります。


最初のステージは、学習するステージです。
小さい頃は、親に面倒を見てもらいながら、言葉、服の着かた、食事の食べ方など身の回りのことを教えてもらいます。
学校に入学してからは、学校の授業で教師から各教科を教えてもらいます。
高校受験、大学受験という節目では、受験勉強をして入学試験に挑みます。
そういう学習するステージは社会人になるまで続きます。


2つ目のステージは、仕事をするステージです。
仕事をすることで社会活動に参加することになります。
仕事の対価としてお金を稼ぎ、そのお金で生活をしていきます。
子供がいれば、自分の稼いだお金で、子供を養うことになります。
学習することもありますが、仕事に関係があることが中心になります。
この仕事をするステージはリタイアするまで続きます。


3つ目のステージは、リタイア後に自分のために時間を使うステージです。あるいは家族との時間を優先するステージです。
何に時間を使うかは自分で決めます。
いつ、どこにいくかは自分で決めます。
生活の身の回りのことも自分でします。


同じ年生まれであっても、それぞれのステージの長さが異なります。
中卒で働き始める人もいれば、大学院まで進学する人もいます。
私のようにアーリーリタイアする人もいれば、定年後も再雇用、アルバイトで働き続ける人もいます。
当然、人の寿命もそれぞれです。


こう考えると、アーリーリタイアも定年リタイアもタイミングが異なるだけで、似たようなものだと私には思えてきます。


生涯現役の農家、漁師、飲食店店主、宿泊施設オーナー、画家、作家などもいますが、会社員は何れはリタイアします。


アーリーリタイアは、同年代の会社員の中では、少し早くリタイアしただけで、特別なことでもないんですよ。


何れは誰もが経験するステージなので、アーリーリタイアは、目的か、手段か、という議論は不毛だし、何のためにアーリーリタイアするのか、という質問は愚問です。
そういう議論をするのは、アーリーリタイアに限らず、議論好きの人が自分の意見を聞いて欲しい、ということだと思っています。