アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

高齢者特権の廃止・縮小

最近、シルバーパスの廃止・見直しのニュースを時々見かけることがあります。


シルバーパスとは、高齢者がバス、電車などの公共の交通機関が安価に利用出来るように自治体が補助をしている制度です。
現役世代が多く、平均寿命も今よりは短い時代に出来た制度ですが、少子高齢化で現役世代が減り続ける一方で高齢者が増え続けており、地方自治体の財政を圧迫しつつあるので、各自治体でシルバーパスの廃止・見直しが行われています。


対応は自治体により様々ですが、対象年齢を引き上げや所得制限をすることで対象者を限定したり、あるいは高齢者が支払う費用を引き上げたり、さらには制度そのものを廃止することを検討しているケースもあります。


私は、もう、少子高齢化の現代にそぐわない制度となってしまっているので、シルバーパスは廃止した方が良いと考えていますが、簡単にはいかないようです。
理由は幾つか挙げられます。
・当たり前ですが、制度の存続を希望する高齢者が多い。
・高齢者の自動車免許返納を推進する動きと逆行している。
・福祉制度や優遇制度は廃止が難しい。理由は次ぎの選挙で不利になるから。


そのため、予算の膨張を防ぐ程度の改定を行い、改定のたびに対象者を少なくしていく方法が取られているケースが多いようです。
ただ、私が対象年齢になる頃には、ほとんど廃止されているんじゃないかな、と見込んでいます。


少子高齢化が進むと高齢者の比率が高くなり、高齢者に有利な政策が施行されると言われていますが、さらに少子高齢化がどんどん進むと高齢者優遇政策は財政上大きな負担になり、高齢者の特権は廃止・縮小されていく例だと思っています。


たぶん、私が高齢者になる頃には、高齢者の特権はほとんどない、と予想しています。