アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

FIREした人の投資の再現性

ネットの記事で、FIREした人の投資について、紹介されているものをよく見かけます。


記事を読んでも、私が真似することはありません。
その理由はシンプルです。
私は投資の取り崩しのステージにいるので、新規の投資をするつもりがないからです。
(市場が暴落した場合だけ新規投資を考えます。)


投資の再現性
ただ、いろんな記事を読んでいて、思うこと、感じることはあります。
その一つが、投資の再現性についてです。


例えば、小型株で資産を10倍、20倍にして、FIREした人がいるとします。
1つのサクセスストーリーなのですが、真似をすれば、誰でも再現出来るか、というとそんなはずはなく、再現性は非常に低い投資方法と言えます。


別の例で、リーマンショックの底値で、ほぼ全財産をインデックス投資信託に投入し、さらにその後も余剰資金を全力投入し続けて、数年でFIREした人がいるとします。
この場合も株価市場が歴史的な底値から数倍の値上がりをして、短い年数の間に資産を数倍にした例ですが、今から真似しても投資のタイミングが違うので資産が数倍になるのは何年必要なのか、誰にも分かりません。


投資で大成功してFIREした話は、読み物としては面白いのですが、再現性が低いものも多いようです。
しかし、人の投資を真似するのであれば、再現性が高いものでないと、望んだ結果は得られません。


結局は、税制上の優遇措置であるiDeCoや積み立てNISAで、ローコストのインデックス投資信託に毎月積み立てることが、大きく儲けることもないが、大きく損をすることもなく、そこそこの儲けを出しやすい方法だということになります。
その教科書的な方法が手堅く資産形成するのには最も適した方法です。


一方の再現性が低い方法は、上手くいくこともあるのでしょうが、その確率は低く、当然ながら、上手くいかなくて損が膨らむケースもあります。
当てれば最速でFIRE、外せば定年後も再雇用の可能性あり、というところでしょうかね。