アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア後の収支計画は軌道修正が伴う

リタイア後の収支の計画は長期の計画であり、10年、20年、30年あるいはそれ以上続きます。
そうするとその間にいろんなことが起こります。
物価上昇、それに通院、入院などの健康面でもあり得ますし、
税制の変更、社会保険制度(公的年金、健康保険、介護保険)の変更などの制度面の変更、
さらに投資環境でも為替変動、株価変動、金利変動などがあります。


そうすると収入も支出も、当初予定通りに何十年もといくことはありません。
そのため、経済的な余力と軌道修正が必要になります。


経済的な余力があれば想定外のことが起こっても乗り越えていけます。
私は株価の変動や外貨の変動に一喜一憂することはなくなってきましたが、自分には余力があることを認識していることがその理由の1つでしょう。
(資産が多少増減しても将来も困窮しないという意味では変わらない、と考えているので、一喜一憂するほどでもない、ととらえています。)
おそらく、株価が半分になっても、外貨の評価額が半分になっても、あるいは、物価が2倍になっても生活していけるだろう、と見込んでいます。
株安、外貨安、物価高が同時に押し寄せてきたら、余力はかなり削られますが、それでも路頭に迷うことはないでしょう。


生活環境、投資環境が変化すれば、収支計画を軌道修正することになります。
リタイア後の生活で、今のところは、余力が増加したことになっています。
当初予定よりは、運用益が大きく、一方の支出は少ないためです。
将来は余力が削られるほうに動くこともあるでしょうが、現在の状況を把握できていれば、次にとるべきアクションも冷静に判断出来るでしょう。


私は、今の状況を把握することが大切と自分に言い聞かせて、毎月月末に金融資産残高の確認を行っています。
作業自体は数分なので、負担になることはなく、資産の運用方針やお金の使い方を考える機会にもなっています。