アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと投資資産の取り崩し

資産の取り崩し方法
アーリーリタイア後の投資資産の取り崩し方法について、幾つかの方法があります。
・定額取り崩し:毎月(あるいは毎年)、定額を取り崩す
・定量取り崩し:毎月(あるいは毎年)、定量(一定の口数)を取り崩す
・タイミング取り崩し:自身でタイミング・価格を判断して、売却する


定額取り崩しは、生活費への補充が定額になりますが、一方でいつ投資資産が尽きるか、わかりません。また、価格が低いときに多めの口数を取り崩すことになり、収益面では得策とは言えません。


定量取り崩しは、毎回、金額が変動する可能性があるが、一方で、投資資産が尽きる時期は前もっては把握出来ます。価格に関わらず、一定の口数を取り崩すので、収益面では中立的です。


タイミング取り崩しは、価格を見ながら自身で判断するので、いつ、いくら現金化出来るのか、予見が出来ず、また、収益面も損得はタイミング次第でブレが大きくなります。



私の場合
私の場合は、タイミング取り崩しで行くつもりです。
少数の銘柄の投資信託を大量に保有しているなら定額取り崩し、定量取り崩しが可能ですが、私は個別株式も多く、各銘柄に少額ずつ分散させています。単元株数(売買単位)しか保有していない銘柄もあり、タイミング取り崩ししか、対応出来ないためです。


もし、仮に自分に選択肢があれば、定量とタイミングの組み合わせ(定量で取り崩すことを基本とするが、価格上昇時にはさらに取り崩す額を増やす)で、いく気がします。自分の判断の余地を残すのが私の好みだからです。



高齢になると認知症を発症するケースがあります。その場合は、症状の進行とともに投資資産の取り崩しの判断を適切に行うことが出来なくなる可能性があります。
以前は、60歳くらいまでに全て現預金にしておけば、高齢になってから、投資資産の取り崩しの判断が不要になる、と思っていた時期もありました。
最近は、考えが変わり、そんなに急がなくてもいいか、と思うようになりました。
株やRIETを保有している理由の一つがインフレ対策なので、60歳までに全て現預金にしてしまうとインフレに非常に弱いポートフォリオになってしまうからです。


今は、各銘柄の目標価格を設定して、その値段に近づいたときに予定通り目標価格で売却するか、あるいは目標価格を再設定して保有するか、の何れかを行っています。
そろそろ上げ止まりと判断すれば予定通り売却、まだまだ上がり続けると判断すれば目標価格を再設定します。
判断に迷うときは一部だけ売却して、残りを目標価格を再設定して保有しています。
売却の期限は特に設定していません。
いつまでに、いくら現預金化されるのか、誰にもわかりませんが、当面の生活費は現預金・円建債券等でカバー出来るので、不都合はありません。


資産の取り崩しの方針に関しては、まだ確固たる考えが整理出来ていないので、今後も継続して検討していく予定です。