アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアとロボアドバイザー

資産運用のロボアドバイザーという言葉があります。
利用者が質問に回答していくと、コンピュータが資産配分、投資対象を提案するサービスです。
ロボアドバイザーは、以下の2種類に大別されています。
「提案型」:ポートフォリオの提案だけを行うタイプ。
「投資一任型」:ポートフォリオの提案に基づいて、運用まで行うタイプ。


「投資一任型」のロボアドバイザーは、近年、預かり資産残高を伸ばしており、この傾向はしばらく続きそうです。
投資への最初の一歩の敷居を低くして、個人投資家の裾野を広くしていると思いますし、個人投資家に新しい選択肢を提供していると思います。


ただ、私は、「投資一任型」のロボアドバイザーを利用したことはありませんし、今後も利用することはありません。
理由は幾つかあります。


・運用手数料
運用手数料が運用資産の1%前後であることが多く、安くはない。
長期運用となれば、10年で10%、20年で20%、30年で30%となります。
(一方で、ラップ口座(従来の人が行っていた同様の投資一任サービス)よりも、安価で少額から開始出来ます。)


・自己責任
投資は自己責任(損をするのは自分)なので、自身の判断で最終結論を出したい。
(一方で、投資に関して知識を学ぶ時間がない、何を学べばいいかわからない、自分の判断よりAI・専門家の判断が信用出来るという人には支持を得ています。)


運用手数料と自己責任について、どう捉えるか、「投資一任型」のロボアドバイザーの利用についての判断が分かれます。


「投資一任型」のロボアドバイザーは、今後もさらに広く普及して、預かり資産残高を伸ばしていくでしょう。
しかし、私は自分の考えには、合わないので、利用しません。



もし、投資に関して知識を学ぶ時間がない、何を学べばいいかわからない、自分の判断よりAI・専門家の判断が信用出来るという人がロボアドバイザーを検討していると相談されて、親身になって(例えば自分の子供に対して)答えるならば、「最低限の知識を学んでから、最低限の金額で始めなさい」と答えます。


以前にも書きましたが、私の投資に関する反省点をまとめると「知らないもの・良く分からないものに投資するな。制度・税金はちゃんと調べろ。」の2点です。
そのため、投資に関してわからないという理由で、「投資一任型」のロボアドバイザーを利用することは、私のルールに反します。利用するのであれば、やはり、最低限の知識を学んでからです。