計算上は、物価上昇率２％だと36年で物価は2倍になります。

36年後とはいえ、物価が2倍と聞くとリタイア生活者は大変そうに思えますが、50代以上であれば多くはこの世にはいません。
私もそのうちの1人です。

物価上昇に関しては、なんとかなると思っていることもあり、あまり、神経質になるつもりはありません。

物価上昇は、モノの価値がお金の価値よりも相対的に上昇するということなので、物価が上昇すると支出が増えますが、収入も増えます。
・企業の利益が増えて、株価が上昇し、配当も増額される。
・金利が上がって、債券の利息も増える。
・公的年金が増額される。
・現役世代であれば、就労収入が増える。
・リタイア生活者でも、副業収入があれば、増える。

一方で、目減りするものもあります。
・現預金の価値が目減りする。
・公的年金の受給額は名目上は増額されるが、実質的には目減りする。
・確定給付の個人年金や企業年金は価値が目減りする。

物価上昇でも、収入も増える要素があるのですが、リタイア生活だと目減りする要素のほうが大きいので、やっぱりリタイア生活には経済的な余裕が必要だな、と感じます。