アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

インフレと政府の税収

財務省は、2022年度の国の税収が前年度比6.1%増の71兆1373億円と3年連続で過去最高となったと発表しました。


税収増の1つの要因がインフレでしょう。
物価が上がると消費税の税収が増える。
賃金が上がると個人の所得税が増える。
企業の売上も費用も増えるが、利益も増える、そうすると法人税が増える。


だから、インフレになると自動的に税収が増えていきます。


一方で、国の一般会計の歳出で、最も多いのが社会保障費であり、毎年、過去最高を更新しています。
こちらは、インフレであってもなくても過去最高を続けており、将来も、さらに膨張していく見込みです。
だから、税収増といっても、社会保障費の増え幅を上回らないと、ほかに回せるお金は増えませんし、基本的には単年度では赤字なので、赤字国債の発行高が減る程度でしょう。


そうすると、実質的には、私生活は何も変わらないから、ピンと来ないのでしょう。
今の私に直接関係がある税金は、消費税、金融所得の所得税・住民税、固定資産税、ガソリン税、酒税、それに社会保険料でしょうか。
それらが増税(あるいは減税)されると、実感があるんでしょうけど。


個人的な見立てでは、社会保障費の膨張をカバーするために、いずれは、消費税は増税、社会保険料もアップとなる日が来るだろう、と考えています。
時期までは分からないけど。