アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア生活に必要な3つのもの

ストレスがなく、穏やかなリタイア生活に必要なものは、3つあります。


1つ目は、お金です。
日々の生活に困窮しない程度のお金が必要です。
無理な節約をすることなく、多少の計画外の支出は乗り越えることが出来て、将来も経済的に不安になることなく、過ごせる程度のお金があれば、十分です。
ただし、そのための具体的な金額は、自分で計算する必要があります。


2つ目は、健康です。
健康診断で全ての項目が全てA判定(異常無し)という意味ではなく、日常生活を過ごすのに不自由しない程度の健康です。
自分の意志で自由に行動出来て、外出出来る、家の中でも自分のことは自分で出来る程度の健康のことで、普通のことです。
ただ、健康寿命は男性は70代前半、女性は70代半ばなので、多くの人は何れは失ってしまいますので、それまでの時間を有効に使いたいものです。


3つ目は、「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」と私は呼んでいます。
(そのものズバリを表すのにぴったりの単語が見つからないので、こう呼んでいます。)
例えば、
家族との時間を大切にしたいのであれば、日常的な食事、家族旅行、孫の成長、
自分の時間を大切にしたいのであれば、インドア、アウトドアに限らず趣味、
ペットと暮らす人は、ペットと過ごす時間
などが該当します。
あるいは、炊事や掃除のような家事ですら、その中に楽しみを見つければ、「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」になります。


リタイアすると、退屈だとか、ボケるとか、やることがないとか、張り合いがないとか、という人がいますが、それは「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」を見つけることが下手な人のセリフです。
そういう人は何歳になってもリタイア生活は向いていないでしょうし、外部の環境ではなく、自身の内部の問題だと指摘されても理解出来ない人もいるでしょう。


「お金」、「健康」、「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」があれば、ストレスがなく、穏やかなリタイア生活が実現出来ます。



一時期は、FIREに関する書籍や記事が多くありましたが、「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」については、ほとんど何も書かれていないケースが多いように思います。
だから、FIREに目的が必要なのだというズレた主張が出てきたり、FIREは退屈だから卒業するのだというズレた話になります。
会社員であれば、いずれは退職するのに、退職には目的が必要だとか、あるいは退職後の生活を卒業するのだ、と言っているのは、ズレていますが、それと同じレベルの議論です。
単純に「生活の中で幸せや喜びをもたらすもの」を見つけられないだけでしょう。