イライラしている時間はムダ
先日、中尾ミエのインタビュー記事を見つけました。
「当たり前のことだけど、イライラしたり怒ったりしている時間って、自分の考え方がどんなに正しくたって、絶対に愉快な気分にはなれっこない。
それに若いころならいざ知らず、自分にはそう長い時間は残されていない。
不愉快な時間ってもったいないじゃないですか。だったら、いちいち反応しないでいたほうがいい。」
それにね、と中尾さんはつづける。
「すぐに表情に出したり、怒ったりしないで“待てよ”って、自分に言い聞かせて観察していると、いろんな発見もあるんですよ。
この人はこういう思考回路なんだとか、鈍感な人なんだとか、冷静になれるんですよ。
すると、怒ったりするのがバカバカしくなってくる。
自分はこういう人間にはなりたくないなとか勉強にもなるしね。」
「イライラしている時間はムダ」というのは、たしかにその通りでしょう。
しかし、全くイライラしないというのも難しいもので、イライラした後に時間のムダ、エネルギーの無駄遣いと反省することもあります。
時間に限りのある人生ですが、無駄な時間が大部分を占めている気もします。
それでも、イライラしている時間よりは、穏やかな気持ちでいる時間のほうがずっと良いかな。