アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

労働人口の減少と将来の社会

日本が少子高齢化のため、人口減少社会になりました。
人口のピークは2008年だそうです。
一方で、労働人口は減少せずにその後も微増を続けていました。
女性と高齢者の就業者が増加が要因とされています。


しかし、コロナ禍で停滞していた経済も回復傾向が見られるようになると人出不足の記事を多く見かけるようになりました。
観光地だけでなく、バス運転手、トラック運転手、介護士、看護師、教師、IT技術者など、分野を問わず、人手不足のようです。
日本の高齢化率は将来はさらに上昇すると言われていますので、あらゆる分野で人出不足がより顕著になっていくでしょう。


少しでも長く仕事に就きたい、高齢になっても働きたいという人にとっては、朗報なのかもしれませんが、社会全体としては労働者不足だといろんなサービス(公共交通、物流、介護、医療、教育、ITなど)が停滞し、不便な世の中となります。


少し前までは、機械化、自動化、IT化などで、いろんな作業が省力化されていくので、それで労働人口の減少をカバーするだろう、と楽観的に考えていたのですが、それだけではカバー出来ず、サービスする側もサービス内容を取捨選択して、採算性だけでなく、少ない労力で出来るサービスに絞り込みをしてくるのだろう、と考えるようになってきました。


サービスの絞り込みは、一部はすでに見られ、小売店のセルフレジ、キャッシュレス決済のみ利用可能な施設、電車のワンマン化(車掌なし)さらに無人化(運転手もなし)、金融機関の支店の統廃合や窓口業務の手数料値上げなどは、その例でしょう。


私自身は、今のところ、特に不便は感じていませんが、今までは痒い所に手が届く日本のきめ細かいサービスも変わっていくのだろう、と感じます。