アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

働くことの意義

人が働くことに意義を見出そうとするのは、意義を見出せなければ、意欲が著しく減退するからでしょう。
意味がないと思いながら働くことで毎日が過ぎ去るのは、辛いものです。


それでは、実際にどんなことを意義と考えて、働いているのでしょうか。


2019年に日本労働組合総連合会による「高齢者雇用に関する調査」によると以下の通りです。
60歳以降も働きたいと思っている人(936名)を対象に、60歳以降も働きたいと思う理由を尋ねたところ、
・「生活の糧を得るため」(77.0%)
・「健康を維持するため」(46.2%)
・「生活の質を高めるため」(33.9%)
・「働くことに生きがいを感じているため」(28.8%)
・「仕事を辞めてもやることがないから」(24.9%)
という結果でした。


つまり、収入を得るために働いています。



ちなみに今の私は、就労収入はなくても生活していけます。
それ以外の点を振り返ると
オフィスワークだったので、健康の維持に役立ちそうな軽作業はありませんし、逆に仕事のストレスで健康には悪い可能性があります。
平日の朝から晩までオフィスに居ることが生活の質を高めるとは思えません。
働くことに生きがい、やりがいを感じていたのは、知識欲が旺盛で達成感を求めていた若い頃であり、管理職になってからは、調整作業やら確認作業やらが増加して、一生やる仕事ではないと考えていました。
仕事を辞めて出来た自由な時間の使い方は自分で決めるので、どれだけ時間があっても問題ありません。


つまり、こういう人は、アーリーリタイアにせよ、定年リタイアにせよ、就労収入はなくても生活していけるようになった時点で、リタイアするということでしょう。


世の中には、就労目的に社会貢献を上げる人もいますが、それを突き詰めると無償のボランティアになります。
無償のボランティアをやるのであれば、個人でNPO法人を立ち上げて実施するほうが、本人の裁量がアップするので、やりがい、生きがいは確実にアップするでしょう。
しかし、無償のボランティアでも、その仕事をやりますか、と問えば、大部分の人は、ノーと答えるでしょう。
また、自己実現を上げる人もいますが、それを求めるなら自営業か、起業でしょう。
組織の中で働いている限りは、組織の決定事項や方針に従う必要があります。


私個人の見解では、
会社員に限定すると、大部分の人は、収入を得るために働いているということになります。
それ以外の理由は、就労以外でも得られるものなので、副次的、副産物的なことなんでしょう。