アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

投資に目標額は必要か

「投資を始める前に目標額を明確にしましょう」と書き出す投資の指南書があります。


しかし、私は投資の目標額を設定したことはありません。
投資を始めた理由は、ゲームのような感覚でした。
投資でお金を増やして、増えたお金をまた投資して、さらに増やすというゲームです。
ただ、やっている間にゲームにも飽きて、資産を放置する時代がありました。
次に投資に向き合ったのはアーリーリタイアをした頃です。
預金も放置していましたので、それなりの投資資金があったのですが、それを外貨債券、J-RIET、インデックスファンドなどに配分しました。
今でも目標額は設定していません。
あえて、目標らしきことを言うならば、私の生きている間に資産を枯渇させないこととなります。
そのため、死後に残った金額がいくらかというのは問題ではありません。
結果として、その金額が残ったというだけの話です。


私の場合は、これまで目標額を設定せずにきて、これからも設定することはないでしょう。


それでは、一般論として考えた場合は、どうでしょうか。
ここでは、投資は資産運用を指すとします。
そうすると、長年の資産運用と相性が良い資金使途はリタイア資金となります。
それ以外にも教育資金、マイホームの頭金、クルマの購入などはまとまった資金が必要になりますが、時期や金額が事前に明らかな資金に関しては元本保証型の商品で運用するのが良いと私は考えています。
理由は、資金が必要な時期に運用が好調とも限らず、元本割れを起こすと資金が不足して、逆に困ってしまう可能性もあるからです。
長期に渡って資産運用をして益を出す確率を高くするとなるとリタイア資金くらいしか、使途が思いつきません。
資産運用でリタイア資金を確保する、という前提で考えた場合、目標額を設定したほうが月々の積立額(投資額)を逆算することが可能になり、また、捻出可能な月々の積立額(投資額)から目標額までの所要期間も算出することが可能になります。


結論としては、目標額を設定したほうが具体的に計画を立てることが可能になる、そのために目標額を設定したほうが望ましい、となります。
個人の経験と他者への推奨事項とは一致しないこともあるものなんです。