アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア後に預金が減り続けて不安になる?

「リタイア後に預金が減り続けて不安になる」という説を取り上げたネット記事をときどき見かけます。


言い回しの問題でもありますが、少し違います。
リタイア後の経済的な不安は、どこからくるかというと、自分の生きている間に資産が枯渇して経済的に困窮するかもしれない、というところです。
例えば、年金収入だけでは十分に支出をカバー出来ないので、預金を取り崩して生活費に充てていると、いずれは預金が枯渇することが確実ですので、不安になります。
しかも、預金が枯渇する時期は簡単に計算出来ますので、何も対応しなければ、計算通りに枯渇しますし、計画外の出費があれば枯渇する時期が前倒しになります。


だから、「自分の生きている間に資産が枯渇して経済的に困窮する」という可能性を排除しない限り、不安を抱えてリタイア生活を送ることになります。


その不安を取り除くために対応することになります。
ある人は高齢になっても就労収入を得るために働き続けて、ある人は生活費を見直します。また、ある人は資産運用で資産の寿命を延命します。


経済的に困窮することはない、と確信出来れば、仮に預金が減り続けても、不安になることはありません。
実は、リタイア後に資産が増えていても同じです。
経済的に困窮する可能性があれば、不安になるし、困窮することがないと確信出来れば不安になることはありません。