アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

バブルの頃はみんな派手にお金を使っていた?

日経平均株価がバブル期を超えたためか、バブル期と現在を比較して論評する記事もあります。


その中に
・バブルの頃は、所得が今よりももっと高かった
・バブルの頃は、みんな派手にお金を使っていた
というコメントを紹介していることがあります。


平均所得の比較を見たことがありますが、当然ながらバブル期よりも今のほうが上です。
しかも、今の平均所得には退職再雇用の高齢者や時短勤務の主婦も当時よりも多く含まれているので、30代、40代、50代前半の働き盛りのフルタイムの社員で比較したら、今のほうがかなり上の所得になるでしょう。


私の記憶でも、バブル期にお金を持っていたのは、株、不動産で儲けた人とそれらを取り扱う会社の社員、その人たちが派手にお金を使ったごく一部の飲食店経営者くらいでしょう。
それ以外の会社員、公務員は、さほどお金を持っていたわけでもありませんし、お金がなければ派手に使うことも出来ません。


だから、「バブルの頃はみんな派手にお金を使っていた」というのは、デタラメということです。


ただ、振り返って感じるのは、バブルの頃は、多くの人が将来に対して楽観的でした。
日本が経済成長をしてきて、これからも持続して、明日は今日よりも豊かになっていく、という考えが多数派でした。
だから、世間全体が浮かれていた雰囲気ではありました。
そこが今の日本との最も大きな違いだと感じています。