アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと資金の枯渇?

資金の枯渇に不安になる?
「アーリーリタイアすると年金受給開始まで収入が無いため、資金が減少する一方で、それで心細くなり、将来が不安になる」、と想像する人もいるようです。


ただ、アーリーリタイアした多くの人の実態は想像とは異なります。
話を簡単にするため、リタイア資金に余裕がある人、余裕がない人の2つのパターンで話を進めましょう。


・リタイア資金に余裕がある人
資金寿命が自分の寿命よりも長いという見込みがあるため、リタイアした訳です。
また、資産運用しているのであれば、運用益があり、収入が全くない訳でもありません。


・リタイア資金に余裕がない人
資金に余裕がないことは織り込み済です。
そのため、何らかの副業で収入を得ているか、あるいは、生活費を圧縮しています。


それでも、収入が絶たれたり、運用で資産が暴落したり、将来は何があるか分からない、と反論する人もいます。
その場合は、生活費を減らしたり、収入を増やしたりして、対応していきます。


ちなみに「将来は何があるか分からない」のは、会社員も同じです。
倒産、解雇、不慮の事故、大病、自然災害など。
その場合は、人それぞれ、直面した問題に対応しなければなりません。


そもそも、「資金が減少する一方で、それで心細くなり、将来が不安になる」、にもかかわらず、何のアクションもとらない人は、生活力に難がある、ということです。
現役か、既にリタイアしているか、あるいは、リタイア資金に余裕があるか、ないか、それらは関係ありません。


関係あるのは、その人に生活力があるか、ないか、それだけです。


「アーリーリタイアすると年金受給開始まで収入が無いため、資金が減少する一方で、それで心細くなり、将来が不安になる」、というのは、一種の妄想です。


会社員は、何れは、リタイアします。
妄想にとらわれることなく、資金寿命を計算・確認することが必要となります。
特に50代、60代の人は、リタイア資金を確保出来ているか、否か、で何歳まで働くべきか、が大きく変わってきます。
妄想を払拭するためにも、是非、資産寿命を計算・確認することをお勧めします。



私の場合
85歳までの収支を計算しましたが、資金に多少の余裕があります。
今でも月に1回、月末の金融資産残高をベースに85歳時点の資金を再計算して、その金額を確認しています。(作業自体は数分で終わります。)
アーリーリタイア後の数年間の収支は当初の予定よりも順調に推移しています。


それでも、不測の事態で、資金が不足するようであれば、自動車を処分します。さらには、国民年金掛け金を免除申請します。
ここまですれば、99%以上の確率で、乗り切れると思っていますが、それでもダメなら、マンションを売却します。


それでもダメなら、どうするか?
今は対策を用意していませんので、そのときに考えます。ただ、「そのとき」が来る確率は極めて低く、おそらく来ないと思います。