アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

iDeCoと節税

私が社会人になった頃はiDeCoという制度自体が存在しませんでした。
制度が出来てからも、老後ということを考えたことがほとんどなく、iDeCoを利用することなく、アーリーリタイアをしました。
振り返って考えてみれば、私のリタイア資金は若い頃からの積み重ねですが、偶発的な要素が多々ありました。


ただ、もし、若い人に本当に親身になって(例えば自分の子供に)話をするならば、若い頃から負担にならない範囲で、iDeCo, 積立NISAなどを利用して資産を形成していくことが、身の丈に合ったリタイア資産の確保につながることを諭します。


資産運用で確実に儲けることは簡単ではありませんが、積立NISAやiDeCoを利用することで確実に節税することは出来ます。


特にiDeCoは、給与所得、事業所得のある人は、所得税、住民税の節税となるため、仮に運用益がゼロでもお得な制度と言えます。(ただし、年金受け取り時に課税されるケースがあるので注意が必要です。)
そのため、自分で積立を行うよりも、税制面で有利です。
節税の金額も20年、30年と続ければ、それなりの金額になります。


現状では、iDeCoの加入者は増加傾向にありますが、それでも加入率はかなり低い状態です。(2021年5月時点で201.5万人が加入)
老後まで考えもお金がリタイア資金にまわらない人が多いのかな、というように感じますが、老後は誰にでもやってきます。
少しでもリタイア資金にまわす余力があれば、iDeCoに少額でも加入して資産形成の一助にするとともに老後資金の確保について継続的に検討するのがいいでしょう。
主な注意点として、
・60歳まで引き出すことが出来ない
・少額だが手数料が必要なこと(金融機関で金額が異なる)
と言われていますが、それでも税制面を考慮すれば、十分に加入者に有利な制度です。


給与所得、事業所得のある方で未加入の方は、ご検討下さい。


図解 知識ゼロからはじめるiDeCo(個人型確定拠出年金)の入門書
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