アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアはブームでは終わらない


FIREを目指す若者を取り扱う記事・ネットニュースが増えるとともに、アーリーリタイアをする中高年を取り扱う記事・ネットニュースも増えています。


今後、定年は70歳に移行することになりそうですが、その中で、アーリーリタイアが選択肢の一つになることは、当然の流れだ、と私は見ています。
特に50近くあるいは50代になれば、いつまで会社員を続けるのか、考える人も多くいるはずです。


アーリーリタイアの条件
どういう人がアーリーリタイアを決断するのでしょうか?


・リタイア資金の目途がついている人
各種調査で高齢者の就業理由で多いのが「生活の維持」、「生活の糧を得るため」です。
つまり、リタイア資金の目途がつくまでは、就業を続ける必要があります。


・社会的地位、地位財(物的財)に固執、執着が無い人
リタイア資金が十分にある人でも、社会的地位、地位財(物的財)にこだわりがある人は自発的なリタイアはしません。


・仕事への熱量の低下を自覚している人
十分な資産を持っていても、仕事への熱量が大きい人、事業欲の大きな経営者も自発的にリタイアすることはありません。


将来は定年が70歳に移行する模様ですが、そうなれば、自らのリタイアのタイミングを自らで決断をする人が今以上に増加していく、とみています。
かなりの個人差がありますが、肉体面でも、気力・集中力・記憶力といった精神面でも確実に加齢とともに衰えがきます。
そのときに上記の条件を満たした人が、アーリーリタイアを決断することでしょう。



アーリーリタイアはブームでは終わらない
若い人のFIREは、実現する人はごく少数ですが、中高年が定年前に自発的にアーリーリタイアするケースは一時的なブームでは終わらずに、一つのライフスタイルとして広く認知されて実践する人も多くなると予想しています。


私自身は、自分が70歳まで会社員を続けることは想像出来ません。
私と同世代の会社員でも子供の学費の目途がたち、自分(と配偶者)のリタイア資金の確保が出来たら、そのタイミングでリタイアをする人、あるいは具体的にリタイアのための計画を立てる人が多くいるのではないでしょうか。


中高年のアーリーリタイアと若い人のFIREの一つの違いは年齢ですが、それ以外に
・年金を当てに出来ること、
・資産は生活費の25年分にこだわらないこと、
・運用益は4%にこだわらないこと
が中高年のアーリーリタイアの特徴として挙げられます。
その結果、ある程度のリタイア資金の確保が出来れば、アーリーリタイアは多くの中高年に現実的な選択肢となります。


中高年のアーリーリタイアはブームでは終わりません。
今後もアーリーリタイアをする中高年を取り扱う記事・ネットニュースは絶えることはないでしょう。
いつまで会社員を続けるのか、考えるときが必ず来ます。
そのときに必要な情報を収集するのは、当然の行動です。


現役会社員の人は、50歳になったら、あるいは40代後半でも、リタイアメントプランを作成して、リタイア資金の目途を確認しましょう。




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