投資に初心者はいるが、上級者はいない

2021/09/09 05:00

投資の初歩、基本
投資の初歩、基本については、いろんな意見があると思いますが、私は
「知らないもの・良く分からないものに投資するな。制度・税金はちゃんと調べろ。」
だと思っています。

想定外の損失を被ったり、高い手数料を支払っているのは、知識不足のためです。
知識があれば損失は想定の範囲内であり、同様な金融商品であれば手数料を比較してから選択します。

また、確実に益を出すことは難しいですが、確実に節税することは出来ます。
iDeCo、積立NISAが税制面で優遇されていますので、まずは、この枠で毎月積み立てを行うことです。
それでは、上限が低過ぎる、大きく儲けることは出来ないという人もいるかもしれません。

余裕資金がある人は、個別株式を購入するなり、さらにインデックスファンドを積み増すなり、ご自身の判断と責任で投資すればいい話です。
ただ、その場合でも確定申告をして、損益通算や損失繰越など節税出来る制度を利用することです。

投資に上級者はいない
投資には初心者（投資を始めたばかりの人）は存在するけれども、上級者は存在しないと私は思っています。
税制や金融商品の仕組みに詳しい人はいますが、その人が投資で確実に大きく儲けることが出来るとは限りません。
別の言い方をすると、ルール（税制や金融商品の仕組み）を知っている人、ルールを知らない人（初心者）だけが存在します。

手数料の高い金融商品を買わされるのは、勉強不足の投資初心者だけと言っても過言ではありません。

ルール（税制や金融商品の仕組み）を学んでから、投資をしましょう。

将棋や囲碁は、初心者は上級者と対戦すれば、１００戦１００敗で全く勝ち目がありません。
しかし、投資は、ルール（税制や金融商品の仕組み）さえ理解していれば、たとえ経験年数が浅くても、経験豊富な大ベテランと渡り合える、そういうゲームです。