アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

年収90万円で生活する人

「年収90万円で東京ハッピーライフ」という本があるそうです。
私は読んだことがありませんが、内容に興味があり、この本のレビュー欄を見てみました。


趣味は散歩や図書館での読書でお金がかからない人で収入は翻訳や音楽関係で得ているそうです。
節約のノウハウが書かれている訳ではなく、物欲がなく、お金への執着がない人の生活として描かれています。



年収90万円で生活するということは、支出は90万円以下でしょうから、月にすると7万円~8万円となります。


私もブランド品、高級品のような物への執着があまりなく、ゆっくりと時間が流れる生活も悪くない、と思っていますが、今の自分の生活習慣と生活費を見ると月7万円~8万円の生活費は厳しすぎます。


それでは、倍の月14万円~16万円の生活費なら、どうか?
これくらいなら、自動車を手放して、節約を心掛ければいけます。
実際にこれくらいの生活費でやりくりしている人は世の中にたくさんいるでしょうし。


この手の本が出ると、感化されて真似をする人が増えると税収が減る、というもっともらしい批判をする人がいます。
感化されて真似をする人をいるでしょうが、税収に大きな影響を与えるほどの人数ではありませんよ。
特に若い人は、今まで手にしたことがない物を所有したいという欲求、未知の体験をしたいという欲求、さらに今よりも生活水準を上げたいという欲求は自然であり、そのためにはお金を稼ぎたいという人が圧倒的な多数派です。
一人暮らしであれば、自分で稼いだお金をどう使おうが、人から指図されるようなものでもありません。


ただ、年齢を重ねるとともに物欲や金銭欲は穏やかになっていき、ある程度の資産を持つと、ストレスを抱えながらお金を稼ぐことよりも、自分のペースで時間を過ごすことに価値を置く人が出て来ます。
その中から一部の人がアーリーリタイアをします。


私もその1人ですが、それでも年間90万円で生活するのは厳しすぎます。
ただ、年間90万円でも大きな不満なく、暮らせる人がいるというのは、考えさせられるものはあります。


年収90万円で東京ハッピーライフ
年収90万円で東京ハッピーライフ
太田出版
Digital Ebook Purchas