アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと人様のアーリーリタイア生活

アーリーリタイア生活を始めたころ、人様のアーリーリタイア生活が非常に気になった時期がありました。
・資金はいくらあるのか?生活費はいくらなのか?
・日中は何をして過ごしているのか?
・「生きがい」はあるのか?何が「生きがい」なのか?
などです。


気になることが多すぎて、アーリーリタイア関連のネット記事、先人たちのブログを閲覧していました。


その後、アーリーリタイア生活歴が数年となり、以下のように思うようになりました。
・アーリーリタイア関連のネット記事の大部分は記者、コメンテーター、ファイナンシャルプランナーの個人の見解である(しかも、彼らは現役世代)
・先人たちのブログは、資金・生活費・価値観・ライフスタイルが人それぞれであり、真似するものでもない


人様のアーリーリタイア生活が非常に気になった時期の私は、しっかりと考えればすぐにわかるような上記のことすら気付くまで時間が必要でした。それくらい、アーリーリタイア生活が未知の領域のように考えていたのでしょう。



以前にも書きましたが、私は、自分の資金計画(85歳時点の金融資産残高)を計算し、定期的に見直すようにしてからは、人様のリタイア資金は気にならなくなりました。人様のリタイア資金が気になる方は、ご自身の資金計画を策定することをお勧めします。


ネット記事や先人たちのブログをいくら見ても、ご自身の身の丈に合ったリタイア資金の金額は、絶対にわかりません。




「生きがい」は、テーマが大きいので、あらためて、別途、書こうと思います。今は、そのために、「生きがい」よりも、多くの人が自然体で受け入れることが出来る言葉を探しています。
ささやかでも「幸せ、喜び、楽しみ、感謝、満足感、達成感などを感じることが出来るもの」を指す言葉を探しているのですが、なかなか見当たりません。



ちなみに私は、今でも幾つかのリタイア生活者のブログを閲覧しています。
ただ、その理由は、読み物として興味を惹かれるからです。決して、人様のアーリーリタイア生活の真似をしよう、とか、そういうことでは、ありません。


節約生活をネタにしているブログもあります。食費が月額1万円前後(あるいはそれ以下)の人もいますが、私には厳しすぎます。
一方で、十分なリタイア資金があり、一般の現役世代よりも消費支出が大きく、まさに悠々自適の生活を送っている人もいます。私には、同じ生活を送るほど資金が潤沢ではありません。
仮に、人様のアーリーリタイア生活の真似をしようとしても、真似できるものでもありません。


やはり、自分の身の丈にあった資金・生活費で、自分の価値観・ライフスタイルで日常生活を過ごすのが、私には最もしっくりときます。
人の真似をしても、自分のペースが乱されているだけという気持ちになりそうです。