アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

死ぬ間際の後悔「働きすぎなければよかった」

死ぬ間際に後悔することをまとめた書籍というのが、幾つかあります。
今の生活を振り返りましょう、そして、そのままの生活でいいのか、考えましょう、という教材としては、いいんじゃないかなと思っています。


代表的なものに以下の後悔があります。
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」


この中で、「働きすぎなければよかった」ということについて、書いてみます。



「働きすぎなければよかった」
これは、仕事に比重を置きすぎて、家庭をおろそかにしたこと、自分の時間をおろそかにしたことを後悔しているものです。
この後悔をする人は、真面目で、仕事熱心で、職場での信頼も厚く、周りから頼りにされて、仕事にますますのめり込んでいき、仕事第一優先だった人がなりやすいのでしょう。
しかし、社会人になってから、リタイアするまで、多くの人は40年前後あるいはそれ以上あります。
その長い社会人生活の間、一度も生活のスタイルを変える試みをしていなかったが故に後悔しているとも言えます。
つまり、生活のスタイルを変えるチャンスは幾らでもあったが、自ら、仕事第一優先の生活を選んだということです。
死ぬ間際の後悔は、ないものねだり、に似ています。
自分の人生とは、違う人生を過ごしてみたかった、という願望のようなものです。


一方で、「働きすぎなければよかった」という後悔とは縁のない人もいます。
・アーリーリタイアして、自由な時間を確保した時期がある人
・仕事を長年続けながら、家庭の時間、自分の時間を確保できた人
・寿退社以降は、専業主婦として家庭、家事を第一優先にした人
おそらく、ほかにも幾らでも例がありますが、羨ましいと思う例があれば、今の生活を見直しなさい、ということです。


逆に「もっと働きたかった、真面目に仕事に取り組めば良かった」と後悔している人もいるはずです。
・仕事をおろそかにして、転職を繰り返して、給料が右肩下がりの人
・就職難で、無職、日雇い、派遣社員の時期が長かった人



他者の後悔から、学ぶこと
「働きすぎなければよかった」という他者の後悔から、学ぶことがあるとすれば、
ときどき、仕事の仕方を見直しなさい、そして、ほかの大事なこと(家族との時間、自分の時間)にも時間を割り振りなさい、
ということなのでしょう。
そうすることで、人生の終末期に「働きすぎなければよかった」と後悔することを防ぐことが出来ますよ、ということです。


決して、今すぐ仕事を辞めろ、とか、これからは仕事の手を抜け、ということではありません。


また、経済的に余力があれば、アーリーリタイアも選択肢の一つとなります。
私は、アーリーリタイアは人に勧められてするものでもない、と思っていますので、ご自身の考えで、決断してください。


死ぬ瞬間の5つの後悔
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死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33 (幻冬舎単行本)
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