アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

Fat FIREってどう?

節約型の生活を過ごすLean FIREに対して、贅沢な生活を過ごすFat FIREという言葉があります。


今回は、Fat FIREについて書いてみます。


Fat FIREってどう?
まずは、Fat FIREの条件を満たすための資産額を定義しなければなりません。
私は、持ち家ありで金融資産5億円以上くらいからかな、と思っています。
持ち家があるので、高額な住居を新たに購入する必要もなく、それで5億円以上自由に使えるお金があれば、年間1千万円を生活費として支出しても、5億円使い切るには50年かかります。
仮に5億円を年利2%以上で運用しているのであれば、年間1千万円を生活費として支出しても資産は増え続けることになります。


大概の物欲(高級自動車、高級時計、ブランド品など)を満たし、食事も好きなだけ高級品、高級レストランを利用して、旅行先でも高級ホテル、高級旅館で連泊をして、というのが可能でしょう。


これで足りないという人は、金銭感覚が完全に狂っているのか、あるいは、数十億円以上の資産を持っている生活に慣れているのか、どちらかでしょう。


野村総合研究所の調査によると、現在の日本における純金融資産保有額が5億円以上の「超富裕層」の世帯数は8万7000世帯と、全世帯の0.16%を占めています。
(当然、現役世代も含んだ数字です。)


私は、意外といるもんだな、と思いますが、それでは、Fat FIREの基準が高すぎるという意見もあるかもしれません。


そこで、Fat FIREの定義を下方修正して、持ち家の有無を問わず、金融資産1億円以上としたとします。
金融資産1億円あるいはそれに近い金額だと、夫婦でフルタイムで大手企業、外資系企業で共働きだと、たくさんいると思います。


ただ、金融資産1億円くらいだと、多くの場合は、こだわりのあるモノにはお金をかけるけれども、日用品、日常的な食事は普通の人とそれほど変わらないと見ています。
以前に隣の億り人という記事を書きましたが、金融資産1億円くらいだと、多くは、普通の人の普通の生活です。


やはり、大概の物欲を満たすFat FIRE生活を送るには、持ち家ありで金融資産5億円以上でしょう。


私は、それほど、物欲があるほうではないのですが、それでも、金融資産5億円をはるかに超える金額(数十億円くらい)があったら、十分資産があって購入出来るからという理由だけで、興味がなくても高級外車や高級腕時計を購入するかもしれません。
その程度の買い物では生活に大きな影響を与えないので、贅沢をしているという気もない、という世界です。


ただ、これくらいの生活を営んでいる人は、ブログやSNSで私生活を書いていないんですよ。
もし、仮にブログやSNSを書いている人がいても、安全上、防犯上の理由もあり、資産を持っていると推測出来るようなことは伏せているケースが多いのでしょう。


少ない例外の1人は、ZOZOTOWNの創業者の前澤氏でしょうか。
先日、宇宙まで行っていました。
2人で100億円以上の費用らしいですが、金額が大きすぎて、私にはよくわからない世界です。


最後にこの記事の結論ですが、
金融資産1億円ではFat FIREとは言えない、というのが私の見解です。
「足るを知る」とは、別の価値観の世界が、Fat FIREの世界です。
金融資産1億円では、その別の価値観には、たどり着けません。





世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣
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