アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

非課税世帯臨時特別給付金

私は、アーリーリタイアしてから、賃金労働はしていませんし、不動産収入もありません。
あるのは運用益だけです。
毎年、確定申告を行っていますが、損益通算、損失繰越、住民税申告不要制度などを利用すると住民税非課税世帯になります。


先日、非課税世帯臨時特別給付金のお知らせが自治体から届きました。
コロナ禍で、住民税非課税世帯には、特別給付金が出るというお知らせです。


私は住民税非課税世帯ですが、生活困窮者ではありません。
さらに言うと、コロナ禍であろうが、なかろうが、収入はさほど変わりません。
私の収入は運用益に左右されます。


そのため、非課税世帯臨時特別給付金の趣旨も、今一つ、ピンと来ません。
以下は、内閣府のWebサイトからの引用です。

新型コロナウイルス感染症が長期化する中、様々な困難に直面した方々が、速やかに生活・暮らしの支援を受けられるよう、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付を実施いたします。


そもそも、住民税非課税世帯は生活困窮者とは限りません。
私のように資産を運用して生活費にあてたり、足りない分は資産を取り崩して生活費にあてたりして、やりくり出来る世帯もあります。
また、コロナ禍と関係なく、住民税非課税世帯の人もいます。
そういう人は、コロナ禍で生活困窮した人の支援と言われても、当てはまりません。


だから、ピンと来ないのですが、自分の中では、次ぎのように整理しています。
税金、社会保険料は、金額に不満があっても払います。(当たり前ですが。)
特に現役時代は給与からの天引き額はかなりの金額になっていました。
一方の給付金は、ピンと来なくても受け取ります。
つまり、給付金も税金、社会保険料と同様に社会のルールのごとく捉えています。
そして、使い道は自分で決めます。


テレビのコメンテーターを見ていると、給付金に意義を見出そうとしている人もいます。
生活困窮者には助かるはず、(私は困窮していません。)
子育て世代には助かるはず、(私は子育て世代ではありません。)
余裕がある人は経済を回せ、それで誰かの支援になるはず、(私は使い道は自分で決めます。)
など。
それは、彼らは何らかのコメントをするのが仕事だからです。
コメントをしないと、コメンテーターは仕事をしていないことになってしまいます。


政府や与党が給付金の意義を説明します。
それは、立場上、説明責任を求められるからです。


一般の人は、今回のように使途が明示されていない給付金は使い道は自分で決めるでいい、その代わり、税金、社会保険料は不満があっても払うことで良いと思っています。


給付金の意義について、考えを持つのも自由だし、その役割はテレビのコメンテーターや政府、与党に任せるのも自由です。


今回の給付金に関しては、私は後者です。