アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

公的年金の受給開始年齢

以前から決まっていましたが、いよいよ2022年4月から公的年金75歳まで繰り下げ可能となります。
現在は70歳まで繰り下げ可能ですので、75歳まで繰り下げる人が出てくるのは5年後の2027年からになります。


公的年金制度は当初は亡くなる前の最後の10年程度を年金を受給しながら暮らすことを想定していたという説があります。
日本人の平均寿命の推移を調べてみると以下の通りでした。


   1955年 1990年 2019年
男性 63.60  75.92  81.41
女性 67.75  81.90  87.45


約65年の間に男性は約18歳、女性は約17歳延びています。


一方の国民年金法が制定されたのは1959年ですが、受給開始年齢が改定されたことは1度だけで、60歳から65歳になりましたが、今もまだ、その移行期間にあります。
移行期間が終了して、全員が原則65歳から受給開始となるのは約10年後の2031年4月からです。


平均寿命がどんどんと伸びているのに、公的年金の受給開始年齢がわずか5歳しか引き上げられていないとなると、公的年金の受給開始年齢何れはさらに引き上げられるという説も説得力があります。


しかし、まずは、65歳への移行期間を終了しなければなりませんので、さらなる引き上げはそれ以降となる、と考えられます。


実際にいつからさらなる引き上げがされるのか、全くわかりませんが、かなりの世論の反発が予想され、政権支持率にも大きな影響を与えますので、非常に慎重な対応になるでしょう。
インフレが進行すれば受給額は実質目減りしますので、政権としては、そちらに期待している節があります。


制度そのもの改定は、いつ、どうなるか、わかりませんが、私は遅くても70歳からは受給しようかな、と思っています。
現状通り、原則65歳が受給開始年齢であれば、最長で5年繰り下げるということになります。


なぜ、10年繰り下げで75歳受給開始を選択しないのか、
一つは、そこまで長生きしないかも、と思っているからです。
もう一つは、70歳まで繰り下げれば、年金(公的年金+終身の企業年金)だけで十分に生活費をカバー出来るかな、と思っているからです。


実際は、どうなるか、わかりませんので、結論は受給開始年齢が近くなってから出します。