アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

株価下落・停滞局面での心理

ロシアのウクライナ侵攻以降、株価が下落、停滞局面にあります。
ウクライナ侵攻がどういう結末を迎えるのか、わかりませんが、株価が本格的に回復するのは、相当先の話になる可能性もあります。


理由は、いくつもあります。
・ロシアは経済制裁を受けて、その解除の時期が全く不明であること
・ヨーロッパはロシアから天然ガス、原油の供給を受けており、供給不安になっていること
・小麦を中心に食料品も値上がりを続けて、世界的に供給不安になっていること
・日本は円安に加えてエネルギー、資源、食料品の輸入価格が上昇傾向にあり、国内の消費者物価にも反映されていくこと


何れは、株価は回復するのでしょうが、いつになるのか、誰にも分かりません。


そんな先が見えない株価下落局面では、その投資家を取り巻く状況によって、心理と行動が大きく異なります。


<私のように既にリタイアしている人の場合>
資産全体に対する株の比率が低ければ、特に狼狽することもなく、ただ回復を待つだけです。
しかし、資産全体に対する株の比率が高く、しかも含み益が増加することを期待していたのであれば、収支の予定が大幅に変わるので、生活費を圧縮する人もいるでしょう。


<現役世代の人の場合>
リタイア資金を目的として、積み立て投資をしているのであれば、下落局面は買い時なので、淡々と積み立てをするか、あるいは、積み立てを増額するでしょう。
住宅の頭金や子供の教育資金を投資で増やそうとしていた人は、回復の目途がたたないのであれば、別途、それらの資金を確保することが必要になります。
短期売買で売買益を狙っていた人は、損を確定させるために損切りをするか、あるいは、株価が回復するまで塩漬けにすることになります。


つまり、下落・停滞局面に弱いのは、リタイア世代も現役世代も含み益の増加を期待していた人や売買益を期待していた人です。


ちなみに私は、含み益の増加は期待しておらず、売買益も期待していません。
つまり、将来の収支予想にキャピタルゲインは含めていません。
もし、株価が上がって、売買益が増えたら、臨時収入のようなものだととらえています。


自分の資産の評価額が目減りすることは楽しくはありませんが、もともとキャピタルゲインに期待していないので、狼狽することもありません。
その程度の投資との付き合い方が今の自分にはちょうどいいんです。


*追記
この記事、少し前にドラフトを書いたのですが、最近、株価が少し戻ってきました。
将来の株価は、やはり、わからないものです。