アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと副業

現行制度では、公的年金を満額受給出来るのは、65歳からとなります。
正確には、65歳受給までの移行期間中ですので、60歳前半から受給出来る人もいますが、私は該当しません。


アーリーリタイア後は、公的年金受給までかなりの期間ありますので、多少なりとも副業収入があるとリタイア資金を取り崩す金額が少なくなり、資金寿命を延命することが出来ます。


現在の私は収入は運用収益のみですが、副業についても検討したことがあります。
いろいろ調べてみると、幾つかのパターンがあります。


・専門知識、専門技術を活かした請負契約
自営業で、自身が組織のトップであり、組織の決め事、上司の指示に縛れることなく、自身の裁量で仕事が出来るということになります。
ただ、別の視点から考えると、請負契約の内容(作業、納期、品質等)、取引先からの要求に縛られるため、自身の思い通りに仕事を進められるというものでもありません。
そう考えると、会社員時代と仕事の仕方とかなり重複しているように感じます。また、裁量の代償として、不安定な収入基盤となります。


・アルバイト、パート等の軽作業
時間単価の賃金労働です。
多くの場合、特別な専門知識、専門技術を求められることがありません。
また、生活のリズムを整える、人との交流を増やす等の理由でアルバイト、パートをしながらリタイア生活を送る人もいます。
私は、学生時代に多くのアルバイトをしていました。レストラン、居酒屋、短期の警備員、家庭教師など。その原動力となっていたのは、おこずかい欲しさでした。そのため、稼いだアルバイト代は、旅行、飲み会、スキー用品などに費やしていきました。
ただ、この年齢でアルバイトととして、年下の社員に指示を仰ぐとなると、会社員時代のプライドが邪魔してしまいそうです。


・ブログのアフィリエイト
アフィリエイト収入を得るためには、かなりのアクセス数が必要となります。そのためには、労力を厭わない熱意と作業時間、それに人並以上の創意工夫が必要となります。
そうするとブログは趣味の延長を通り越して、仕事として取り組むことになっていきます。
私は、そこまで入れ込むつもりがなく、また、多数のブログとのアクセス獲得競争に勝ち抜いていく道筋も全く見えていません。
ちなみにこのブログ、全く収益を生み出していません。


・ユーチューバー
多くの芸能人、さらには一般の人がユーチューバーを副業としています。売れっ子になれば、億越えの収入があるそうです。
小学生の将来成りたい職業にユーチューバーがランクインする時代が来るとは、私と同世代の人から見ると、世の中、変わったな、と感じます。
私は、単純に人前やカメラの前で話をすることはそれほど好きではないので、見送りました。


・不動産物件の大家さん
私は不動産物件投資はしない、ということに決めています。
理由は、自分で決めた投資に関する以下のルールに反するためです。
  借金をしてまで、投資をしない
  一つのものがポートフォリオの大部分を占めることはしない
そのため、私が大家さんになることはありません。


・治験
副作用が無いのであれば、それほど抵抗はありません。
しかし、猫と暮らしており、猫をどこかに何日も預けて、自分が治験の検査入院をするつもりには、なりません。


・モニター
調べてみると、モニター募集という名目で、商品を割引販売している業者も数多く、それって業者の販売チャネルの一つということか、と思ったことがあります。



副業は絶対しない、と決めつけているわけではなく、自分に合う副業が見つかれば、副業を行う可能性はあります。
ただ、こうやって書き出してみると、なかなか見つかる気配がありません。
やはり、副業といえども金銭の代償として時間、労力が必要となり、時間、労力を提供するためには、金銭獲得への強い動機付けが必要となります。


今の私には、強い動機付けがありません。
おそらく、副業を行うことなく、日々を過ごしていくだろう、と感じます。